Desktop Extensions(.mcpb)ー MCPの追加、ダブルクリックで終わると知らなかった

Laptop screen showing software installation progress at 68% with a glowing package icon

このブログについて: 開発経験ゼロの私(セルシー)が Claude を毎日1つ試して記録する学習ブログ「zeroCC」です。


あれ、これだったのか

JSONファイルをエディタで開いて、ダブルクォートとカンマと睨み合うこと20分。「{」と「}」の対応関係を指で追っていたら、画面の前で迷子になっていました。MCP(Claudeを外部サービスにつなぐ共通規格)を追加する作業の話です。先週、ふと「ダブルクリックでいけるけど」と教えてもらって、しばらく言葉が出ませんでした。私が指でカウントしていた20分は、いったい誰のための20分だったのでしょう。


結論マップ(ビフォー/アフター)

並べてみると、先週までの私はちょっと頑張りすぎていました。

項目従来のMCP追加(先週までの私)Desktop Extensionsを使った追加(今の私)
必要な作業claude_desktop_config.json を手書きで編集.mcpbファイルをダブルクリック
かかる時間20〜30分(タイポ修正込み)30秒(パスワード入力込み)
失敗リスクJSON構文ミスで全MCPが動かなくなるインストーラーが構文を生成するのでミス自体が起きない

ざっくり言うと

Desktop Extensions(デスクトップ拡張機能)は、MCPサーバー(外部サービスとClaudeをつなぐ部品)を「.mcpb」という1つのファイルにパッケージしておいて、ダブルクリックひとつで Claude Desktop に組み込める仕組みです。専門用語に翻訳すると「ローカルMCPサーバーをZIPアーカイブと manifest.json でバンドルした配布フォーマット」、人間の言葉に翻訳すると「VS Code の拡張機能や Chrome の拡張機能と同じノリで、Claude にも機能を1クリックで足せるようになった」。後者で十分わかった気がします。.mcpb は「MCP Bundle(MCPバンドル)」の略で、2025年11月までは .dxt という拡張子でしたが、ここで正式名称になりました(古い .dxt も今のところ動きます)。

💡 中身は ZIP です。試しに .mcpb を .zip にリネームして開いたら、サーバー本体と manifest.json(拡張機能の説明書)がきれいに並んで入っていました。Webから降ってきた怪しい黒い箱、ではなかった。覗ける箱はもう怖くない。


5分でできること

  1. Claude Desktop を開いて、左下のアイコンから Settings(設定) → Extensions(拡張機能)を開く
  2. Browse extensions(拡張機能を見る)ボタンを押す。Anthropic がレビュー済みの公式ディレクトリが開きます
  3. 欲しい拡張機能(例: Filesystem、Memory、GitHub など)の Install を押す
  4. 必要な情報(APIキー、許可するフォルダのパスなど)を画面の指示に従って入力する。ぜんぶフォームになっていて、JSON は出てきません
  5. 有効化されたら、新しい会話で実際に使えるか試す。Claude が知らなかったツール名を呼び出してくれば成功です

外部から拾ってきた .mcpb ファイルを使う場合は、Settings → Extensions の画面にドラッグ&ドロップするか、Windows ならファイルをダブルクリックするだけで同じ画面に飛びます。私はダブルクリック派です(ドラッグの最中に手が震えたから)。


コピペして使える例

自分で配布したい拡張機能を作りたい場合は、フォルダの中に manifest.json を置いてパッケージ化します。架空の「ToDoメモを Claude から書き込める」拡張機能の manifest.json はこんな感じ。

{
"mcpb_version": "0.1",
"name": "todo-notes",
"display_name": "ToDo Notes",
"version": "1.0.0",
"description": "Claude から家の ToDo メモを読み書きする拡張機能",
"author": {
"name": "Celsy"
},
"server": {
"type": "node",
"entry_point": "server/index.js"
},
"user_config": {
"notes_dir": {
"type": "string",
"title": "メモを置くフォルダのパス",
"default": "C:\\Users\\me\\Documents\\todo"
},
"api_key": {
"type": "string",
"title": "外部APIのキー",
"sensitive": true
}
}
}

💡 注目は "sensitive": true の1行。これを書いておくと、Windows なら Credential Manager(資格情報マネージャー)に値が暗号化保存されます。秘密鍵を平文で書く心配がない。地味ですが、安心料としては破格です。

このフォルダで npx @anthropic-ai/mcpb pack と叩くと、todo-notes.mcpb というファイルが1個できあがります。あとはこれを誰かに送れば、相手はダブルクリック1回で同じ拡張機能を使える。「インストール手順を10行のREADMEで説明する」という時代の終わり、と書いて少し感傷的になりました。


詰まった順に並べると

  • Claude Desktop アプリと Claude Code(CLI)を混同した: Desktop Extensions は Claude Desktop アプリ専用の仕組みです。ターミナルで動かす Claude Code 側にはこの「Settings → Extensions」画面はないので、CLI 派の人は claude mcp add 経由のままになります。私は最初、ターミナルで「Settings…」と打って画面が反応せず、5分ほど自分が透明人間になった気持ちを味わいました
  • 怪しいサイトの .mcpb は入れない: 拡張機能はあなたの PC の中で動くプログラムなので、知らない人が配っているものを入れると、家の鍵を見知らぬ人に渡すのと変わりません。基本は Browse extensions の公式ディレクトリから選ぶ。社内配布なら、配布元が信用できる場合だけ
  • Team / Enterprise プランは管理者の許可がいる場合がある: 組織アカウントだと「許可リスト(Allowlist)」で許可された拡張機能しか入らないことがあります。Pro / Max(個人プラン)はそのまま入りますが、会社の Team プランで「Install ボタンが押せない」場合は、自由を奪われたわけではなく、管理者に頼む側のターン

覚えておくこと

「MCPを追加するには JSON を手書きする」というのは、半年前まで本当でした。今は .mcpb ファイル1個をダブルクリックすれば、Claude が裏で勝手に config を書いてくれます。VS Code に拡張機能を入れる感覚と、まったく同じ。20分かけて JSON のカンマと格闘した先週の私に、明日の朝食をおごりたい気持ちです。チェーホフは「壁にかかった銃は撃たれなければならない」と言ったそうですが、Settings → Extensions のボタンも、Claude Desktop に置いてある以上、押されるためにそこにあります。押しに行きましょう。


関連リンク

この記事について

本記事はAI支援を経て作成しているため、内容に誤りが含まれる可能性があります。実行前に公式ドキュメントをご確認ください。
情報は公開日時点でのものです。Claudeの機能は頻繁に更新されるため、最新情報はAnthropic公式サイトをご参照ください。
本記事の内容は筆者個人の学習過程であり、いかなる保証もするものではありません。


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