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  • Desktop Extensions(.mcpb)ー MCPの追加、ダブルクリックで終わると知らなかった

    Desktop Extensions(.mcpb)ー MCPの追加、ダブルクリックで終わると知らなかった


    あれ、これだったのか

    JSONファイルをエディタで開いて、ダブルクォートとカンマと睨み合うこと20分。「{」と「}」の対応関係を指で追っていたら、画面の前で迷子になっていました。MCP(Claudeを外部サービスにつなぐ共通規格)を追加する作業の話です。先週、ふと「ダブルクリックでいけるけど」と教えてもらって、しばらく言葉が出ませんでした。私が指でカウントしていた20分は、いったい誰のための20分だったのでしょう。


    結論マップ(ビフォー/アフター)

    並べてみると、先週までの私はちょっと頑張りすぎていました。

    項目従来のMCP追加(先週までの私)Desktop Extensionsを使った追加(今の私)
    必要な作業claude_desktop_config.json を手書きで編集.mcpbファイルをダブルクリック
    かかる時間20〜30分(タイポ修正込み)30秒(パスワード入力込み)
    失敗リスクJSON構文ミスで全MCPが動かなくなるインストーラーが構文を生成するのでミス自体が起きない

    ざっくり言うと

    Desktop Extensions(デスクトップ拡張機能)は、MCPサーバー(外部サービスとClaudeをつなぐ部品)を「.mcpb」という1つのファイルにパッケージしておいて、ダブルクリックひとつで Claude Desktop に組み込める仕組みです。専門用語に翻訳すると「ローカルMCPサーバーをZIPアーカイブと manifest.json でバンドルした配布フォーマット」、人間の言葉に翻訳すると「VS Code の拡張機能や Chrome の拡張機能と同じノリで、Claude にも機能を1クリックで足せるようになった」。後者で十分わかった気がします。.mcpb は「MCP Bundle(MCPバンドル)」の略で、2025年11月までは .dxt という拡張子でしたが、ここで正式名称になりました(古い .dxt も今のところ動きます)。

    💡 中身は ZIP です。試しに .mcpb を .zip にリネームして開いたら、サーバー本体と manifest.json(拡張機能の説明書)がきれいに並んで入っていました。Webから降ってきた怪しい黒い箱、ではなかった。覗ける箱はもう怖くない。


    5分でできること

    1. Claude Desktop を開いて、左下のアイコンから Settings(設定) → Extensions(拡張機能)を開く
    2. Browse extensions(拡張機能を見る)ボタンを押す。Anthropic がレビュー済みの公式ディレクトリが開きます
    3. 欲しい拡張機能(例: Filesystem、Memory、GitHub など)の Install を押す
    4. 必要な情報(APIキー、許可するフォルダのパスなど)を画面の指示に従って入力する。ぜんぶフォームになっていて、JSON は出てきません
    5. 有効化されたら、新しい会話で実際に使えるか試す。Claude が知らなかったツール名を呼び出してくれば成功です

    外部から拾ってきた .mcpb ファイルを使う場合は、Settings → Extensions の画面にドラッグ&ドロップするか、Windows ならファイルをダブルクリックするだけで同じ画面に飛びます。私はダブルクリック派です(ドラッグの最中に手が震えたから)。


    コピペして使える例

    自分で配布したい拡張機能を作りたい場合は、フォルダの中に manifest.json を置いてパッケージ化します。架空の「ToDoメモを Claude から書き込める」拡張機能の manifest.json はこんな感じ。

    {
    "mcpb_version": "0.1",
    "name": "todo-notes",
    "display_name": "ToDo Notes",
    "version": "1.0.0",
    "description": "Claude から家の ToDo メモを読み書きする拡張機能",
    "author": {
    "name": "Celsy"
    },
    "server": {
    "type": "node",
    "entry_point": "server/index.js"
    },
    "user_config": {
    "notes_dir": {
    "type": "string",
    "title": "メモを置くフォルダのパス",
    "default": "C:\\Users\\me\\Documents\\todo"
    },
    "api_key": {
    "type": "string",
    "title": "外部APIのキー",
    "sensitive": true
    }
    }
    }

    💡 注目は "sensitive": true の1行。これを書いておくと、Windows なら Credential Manager(資格情報マネージャー)に値が暗号化保存されます。秘密鍵を平文で書く心配がない。地味ですが、安心料としては破格です。

    このフォルダで npx @anthropic-ai/mcpb pack と叩くと、todo-notes.mcpb というファイルが1個できあがります。あとはこれを誰かに送れば、相手はダブルクリック1回で同じ拡張機能を使える。「インストール手順を10行のREADMEで説明する」という時代の終わり、と書いて少し感傷的になりました。


    詰まった順に並べると

    • Claude Desktop アプリと Claude Code(CLI)を混同した: Desktop Extensions は Claude Desktop アプリ専用の仕組みです。ターミナルで動かす Claude Code 側にはこの「Settings → Extensions」画面はないので、CLI 派の人は claude mcp add 経由のままになります。私は最初、ターミナルで「Settings…」と打って画面が反応せず、5分ほど自分が透明人間になった気持ちを味わいました
    • 怪しいサイトの .mcpb は入れない: 拡張機能はあなたの PC の中で動くプログラムなので、知らない人が配っているものを入れると、家の鍵を見知らぬ人に渡すのと変わりません。基本は Browse extensions の公式ディレクトリから選ぶ。社内配布なら、配布元が信用できる場合だけ
    • Team / Enterprise プランは管理者の許可がいる場合がある: 組織アカウントだと「許可リスト(Allowlist)」で許可された拡張機能しか入らないことがあります。Pro / Max(個人プラン)はそのまま入りますが、会社の Team プランで「Install ボタンが押せない」場合は、自由を奪われたわけではなく、管理者に頼む側のターン

    覚えておくこと

    「MCPを追加するには JSON を手書きする」というのは、半年前まで本当でした。今は .mcpb ファイル1個をダブルクリックすれば、Claude が裏で勝手に config を書いてくれます。VS Code に拡張機能を入れる感覚と、まったく同じ。20分かけて JSON のカンマと格闘した先週の私に、明日の朝食をおごりたい気持ちです。チェーホフは「壁にかかった銃は撃たれなければならない」と言ったそうですが、Settings → Extensions のボタンも、Claude Desktop に置いてある以上、押されるためにそこにあります。押しに行きましょう。


    関連リンク

  • コミュニティスキル ー 自作する前に、世界中のスキルを借りた方が早かった

    コミュニティスキル ー 自作する前に、世界中のスキルを借りた方が早かった

    知らなかった話

    「PowerPoint を作るスキルを自分で書こうかな」と一瞬本気で考えた夜があった。Claude にお願いするたびに同じ指示を貼り直すのが面倒で、これはもう自分専用のスキルを書くしかないと意気込んでいた。けっきょく書けなかった。書く前に、もっと立派な人がもっと立派なスキルをすでに公開していると知ったからだ。

    スキル(Claude に「この手順でやって」と教える定型プロンプトの束)は、世界中の人がすでに大量に作って GitHub やマーケットプレイスに置いてくれている。料理を始める前にレシピサイトを見るのと同じで、まず借りてくる方が早い。よく考えると、自作スキルなんてホイールキャップから手で削り出すような行為じゃないですか。私は素手でゴムを練ろうとしていた。


    要するに何ができるか

    「コミュニティスキル」とは、Anthropic 以外の人(個人や有志の組織)が公開しているスキルのことだ。Claude Code(Anthropic 公式のターミナル向け AI コーディングツール)に追加すると、文脈に合わせて Claude が自動で呼び出してくれる。明示的に呼びたいときはスラッシュコマンドで指定する(プラグイン経由のスキルは /プラグイン名:スキル名 のように名前空間が付く)。

    入れ方は大きく2通り。1つはプラグインマーケットプレイス経由、もう1つはGitHub から手動でフォルダに置く方法だ。前者はアプリストアっぽく一覧から選んで入れるイメージ、後者は自作スキルと同じ場所(~/.claude/skills/)に直接コピーするイメージ。

    公式マーケットプレイス(claude-plugins-official)は Claude Code を起動した時点で自動登録されているので、追加コマンドは不要。それ以外の有志のマーケットプレイスは「まずカタログを登録 → 中の好きなスキルを選んで入れる」という2段階になる。

    図書館に新しい棚を増設してから本を借りる、と思えばだいたい合っている。……この例え、伝わってますか?


    セットアップの全体像

    コマンド3つで終わると知った夜、私が git commit を100回打って練習した先週末は何だったのかと思った。

    プラグイン経由なら次の3ステップで終わる。

    1. カタログ登録:Claude Code 内で /plugin marketplace add 作者/リポジトリ を打って有志のマーケットプレイスを登録する(公式マーケットだけ使うならこの手順は不要)
    2. スキルを入れる:/plugin install プラグイン名@マーケットプレイス名 で個別にインストール
    3. 読み直して有効化:/reload-plugins で再読み込み。これでスラッシュコマンド一覧に追加される

    手動配置と聞くと急に身構えるけれど、要はフォルダを引き出しに放り込むだけだ。

    1. ダウンロード:GitHub からスキルが入ったフォルダ(中に SKILL.md がある)を git clone するか ZIP でダウンロードする
    2. 配置:~/.claude/skills/ の下にそのフォルダごと置く(Windows なら C:\Users\ユーザー名\.claude\skills\ にあたる)。Claude Code を一度終了して起動し直すと認識される

    ~/.claude/skills/ は自分のすべてのプロジェクトで共通の引き出し。プロジェクト内だけで使いたいなら、そのプロジェクト直下の .claude/skills/ に置けば限定できる。


    動いた設定をそのまま

    架空の例で、recipe-helper という料理レシピ整形プラグインが chef-tanaka/claude-recipes というリポジトリで公開されているとしよう。プラグイン経由で入れるなら、Claude Code 内ではこんな見た目になる(> の行が私の入力、それ以外が表示結果)。

    > /plugin marketplace add chef-tanaka/claude-recipes
    Marketplace 'claude-recipes' added.
    > /plugin install recipe-helper@claude-recipes
    Installed 'recipe-helper' to user scope.
    > /reload-plugins
    Plugins reloaded.
    > /recipe-helper:recipe-helper きゅうり1本で何が作れる?

    手動で入れる場合は、ターミナルでこんな流れになる(Windows の PowerShell 例)。

    PS> cd $env:USERPROFILE\.claude\skills
    PS> git clone https://github.com/chef-tanaka/recipe-helper.git
    PS> ls recipe-helper
    SKILL.md examples/ scripts/

    このあと Claude Code を一度終了して再起動すると、/recipe-helper がそのまま呼べる。

    💡 ポイント: プラグイン経由のスキルは /プラグイン名:スキル名 のように名前空間が付く(プラグイン同士で同名スキルがぶつからないようにするため)。手動配置のスキルは /スキル名 だけで呼べる。短く呼びたいなら手動、まとめて管理したいならプラグイン。これだけ覚えておけば迷わない。


    私が間違えたこと

    ここ、絶対みんな一度はやるやつだと思うんですけど、ということでさらしておきます。

    • 公式マーケットを「追加」しようとした:claude-plugins-official は最初から自動登録されている。私はこれを知らずに /plugin marketplace add を打って「すでにあります」と怒られた。最初に必要なのは /plugin install プラグイン名@claude-plugins-official の方だけ。
    • 置き場所を間違えた:手動配置のとき、~/.claude/skills/recipe-helper/SKILL.md ではなく ~/.claude/skills/SKILL.md のように1階層浅く置いてしまい、当然認識されなかった。フォルダごと置くのがルール。中身だけ移すと迷子になる。
    • 信頼できないリポジトリをそのまま入れかけた:スキルやプラグインはあなたのマシンで自由にコマンドを実行できる。要するに、見ず知らずの人の家のリモコンを自分の家に持ち込むのと同じだ(しかもチャンネルどころかテレビごと変えられる可能性まである)。SKILL.md の中身と、入っているスクリプトくらいは目を通してから入れる方が安全。

    覚えておくこと

    コミュニティスキルは、プラグイン経由なら3コマンド、手動なら GitHub からフォルダごとコピーで入る。プラグインは /プラグイン名:スキル名 の形式で名前空間が分かれるので衝突しないが、手動配置はシンプルに /スキル名 で呼べる。どちらも ~/.claude/skills/ の下に置けば、すべてのプロジェクトから使える。

    スキルは作るより借りる方が圧倒的に早い。GitHub の検索窓で「claude-code-skills」と打つだけで、誰かが私のかわりに考えてくれた手順がぞろぞろ出てくる。私は鍋を買う前にまずレシピを借りることにした。自作するのは、世界中の誰もまだ書いていないと確信できたときだけでいい。ボルヘスの『バベルの図書館』に置いてある気がするから、たぶん一生こない。


    関連リンク

  • ダウンロードとインストール ー 同じことだと思って混ぜて使ってた

    ダウンロードとインストール ー 同じことだと思って混ぜて使ってた


    結論マップ(ビフォー/アフター)

    項目ダウンロードインストール
    何をするファイルをPCにコピーして保存する保存したファイルを「使える状態」にする
    終わったあとフォルダに置かれているだけデスクトップやスタートメニューから起動できる
    例えるなら段ボールが家に届いた中身を出して棚に並べた

    ざっくり言うと

    ダウンロードは「ネットからPCにファイルを持ってくる」工程。スーパーで商品をカゴに入れて家まで持って帰るイメージだ。

    インストールは「持ってきたファイルを実際に使えるように設置する」工程。家具で言えば、組み立てて部屋に配置する作業に近い。届いたソファを玄関に置いたまま「届いた=座れる」と主張する人はいない。でもダウンロードに関しては、私たちは平気でそれをやる。

    ここで私がつまずいたのは、画像や音楽はダウンロードだけで使えるという事実だ。MP3を保存すればすぐ再生できる。でもソフトウェア(プログラム)は「保存しただけでは動かない」ので、別途インストールという工程が必要になる。段ボールが届いただけでは、中の猫が生きているか動いているかは確定しない——ソフトウェアも、ダウンロードしただけでは「使える」とは限らないのだ。

    ファイルの種類ダウンロードだけで使える?
    写真・音楽・動画使える(インストール不要)
    Word/Excel の文書使える(中身を読むだけなら)
    ソフトウェア(exe・dmg・sh)使えない(インストールが必要)

    一番シンプルな使い方

    ソフトウェアをPCに入れるときの、私が分解できた3ステップ:

    1. ダウンロード:公式サイトのボタンを押す。.exe(Windows)や .dmg(Mac)ファイルが、PC内のダウンロードフォルダに保存される。ここで「ダウンロード完了」と表示が出る。ちなみに私のダウンロードフォルダには、用途を忘れた .exe が3つくらい眠っている。みなさんもそうだと信じている。
    2. インストール開始:そのファイルをダブルクリックして開く。「次へ」「同意する」「インストール先を選ぶ」などの画面が出てくる。これがインストール作業の本体。「次へ」連打で結局何に同意したかは、聞かないでほしい。
    3. インストール完了:最後に「完了」ボタンを押すと、デスクトップやスタートメニューにアイコンが出る。この段階で初めて『使える』状態になる。

    スマホアプリだと、App Store や Google Play が裏で1〜3を一気にやってくれているので、私たちは「インストール」しか意識しなくて済んでいる。スマホは私たちを甘やかしてくれる。PCに来るとその優しさは消えるので、2工程が分かれて見えて混乱しやすい。


    コピペして使える例

    ここまで読んで眠くなった人、起きてください。ここからコードゾーンです。

    例えば、メモ帳の代わりに使える架空のテキストエディタ「NoteFlex」を入れるとする。

    # 1. ダウンロード(ネットから .exe を取得してダウンロードフォルダに保存)
    curl -O https://noteflex.example.com/installer/noteflex-1.0.exe
    # 2. インストール(ダウンロードした .exe を実行)
    .\noteflex-1.0.exe

    💡 ポイント: curl(カール)はネットからファイルを取ってくるコマンド。1行目はファイルを「持ってくる」だけ、2行目の .exe 実行で初めて「使える状態」になる。1行目だけだと NoteFlex は起動できない。

    ちなみに Claude Code を Windows に入れるときの公式コマンドは、この2工程を1行に詰めた書き方になっている。これは PowerShell(Windows標準のコマンド入力画面)に貼り付けて実行するコマンドだ。

    irm https://claude.ai/install.ps1 | iex

    irm、iex。初見の私の感想は「呪文ですか?」だった。落ち着いて分解すると、ちゃんと意味がある。

    💡 ポイント: irm がスクリプトを「ダウンロード」、iex がそれを「実行=インストール」する役割。パイプ | の左右で工程が分かれていると思って読むと、呪文が急に普通の手順書に見えてくる。


    引っかかりやすいポイント

    これ、私だけじゃないと信じたいのですが、こんな経験ありませんか。

    • 「ダウンロードしました」を「使える状態」と勘違いする: ファイルが保存フォルダにあるだけで、実行はまだ。デスクトップにアイコンが出ていなければ、インストールは終わっていない。
    • インストール画面を閉じて『終わったつもり』になる: ウィザード(「次へ」を連打する設定画面)の途中でキャンセルすると、ファイルだけ残って中途半端な状態になることがある。最後の「完了」を押し切るまでが1セット。
    • ZIPを解凍しただけで満足する: ZIP を展開してフォルダができると「終わった感」が出る。あの達成感、わかる。でも中身の setup.exe を実行していなければ、まだダウンロード相当。解凍 ≠ インストール。

    3行でまとめると

    • ダウンロード = 持ってくる:ネット上のファイルをPCにコピーする工程。
    • インストール = 使える状態にする:ダウンロードしたファイルを設置・登録して、起動できる形に整える工程。
    • スマホはこの2工程を裏で1つにまとめてくれている:だからPCに来ると2つに分かれて見えて混乱する。

    過去の自分に教えてあげたい。ダウンロードとインストールは別の駅です、乗り換えてください、と。


    関連リンク

  • プラグイン管理 ー 1クリックで「できること」が増えた話

    プラグイン管理 ー 1クリックで「できること」が増えた話

    知らなかった話

    Cowork を使い始めてしばらく、「スキル」とか「コネクタ」とか、言葉の意味はなんとなくわかるけど、どこから追加するのかが全然わからなかった。

    「インストール? どこに?」という状態で数日過ごしていた(黙秘)。

    調べてみたら、プラグインという仕組みがあって、それを入れるだけでスキルもコネクタも一気に使えるようになると知った。それ、最初に言ってほしかったやつです。


    結論マップ(ビフォー/アフター)

    改善前(Before)改善後(After)
    スキル・コネクタが何もない素の状態プラグイン1つで複数機能がまとめて追加される
    機能を個別に探してインストール「Customize」メニューから一覧で選べる
    何ができるか把握できていないプラグインの説明を読めば用途がわかる

    要するに何ができるか

    プラグインとは、スキル・MCPコネクタ・スラッシュコマンドなどをひとまとめにしたパッケージです。

    スキル(=Claudeが特定の作業を上手くこなすための命令セット)やコネクタ(=外部サービスとの接続口)を、バラバラに設定するかわりに、「このプラグインをインストールする」だけでまとめて有効になります。

    プラグイン自体のインストールに追加の課金は必要ありません——そもそも「Claude の使い方を拡張する設定ファイル」なので、別途アプリを買うような感覚とは違います(ちょっと違う例えで申し訳なかった)。

    2026年1月30日にCoworkへ正式提供が始まり、現在は38以上のコネクタが揃っています。Google ドライブ、Gmail、DocuSign、WordPress、Slack などが対応済みで、今も増え続けているらしい。「今も増え続けている」という状態のものを追うのは少し怖いですが、楽しい怖さです。


    とりあえずやってみる

    1. Claude デスクトップアプリを開き、「Cowork」タブに切り替える
    2. 左サイドバーの 「Customize」 をクリックする(ここが入口)
    3. 「Browse plugins」 を選ぶとプラグイン一覧が表示される
    4. 使いたいプラグインを見つけて 「Install」 をクリックする
    5. インストール完了後、チャットで「/」を入力するとスキルの一覧が表示される

    これだけです。何行もコマンドを打つことなく、ポチッと押せば終わります。「え、それだけ?」と思った人——私もそう思いました(同志)。


    実際に打ったプロンプト

    プラグインをインストールした後、Claudeにこう聞いてみました。

    今インストールされているプラグインとスキルの一覧を教えてください。
    どんなことができるか、初心者向けに説明してほしいです。

    💡 ポイント: インストール直後はスキル名を覚えていなくても大丈夫。「今使えるスキルを教えて」とそのまま聞けば、Claudeが一覧と使い方を説明してくれます。

    あと、こんな使い方もできます。目的だけ伝えてClaudeに提案してもらう方法:

    GoogleドライブのファイルをClaudeから操作したいのですが、
    どのプラグインを入れればいいですか?

    Claudeが「このプラグインを入れてください」と提案してくれます。

    ……これ、まさにシェルピンスキーの三角形みたいな構造ですよね。Claudeに「何を入れるべきか」を聞いて、Claudeが提案した機能でClaudeがまた強くなる——再帰的な自己強化です(哲学的な感想を言いたかっただけです)。


    引っかかりやすいポイント


    • 「Customize」メニューが見当たらない: 左サイドバーの下の方にあります。スクロールしないと見えないことがあるので、「消えた」と思ったらまず下を確認してください。私は3回くらい消えたと思いました。



    • インストールしたのにスキルが出てこない: チャット画面で「/」を入力するか「+」ボタンを押すと一覧が表示されます。スキルは「勝手に使われる」ものではなく、「呼び出して使う」ものなので、インストール直後は何も変わったように見えないのが正常です。焦らないでください(私は焦りました)。



    • Enterprise プランの場合は管理者の設定次第: Enterprise ユーザーの場合、管理者がインストール可能なプラグインを制限していることがあります。「なんでこのプラグインが出てこないんだろう」という場合は管理者に確認するのが早道です。



    で、結局どうなの

    プラグインの話をひとことでまとめると、「Coworkの”できること”を増やす最も簡単な方法」です。

    コマンドもコードも不要で、ブラウズして押すだけ。GitHubに慣れた人には拍子抜けするくらい簡単で、逆に私みたいな非エンジニアには「え、これだけでいいの」という発見でした。

    インストール直後は「何が変わったんだ?」と感じるかもしれないけれど、「/」を入力してスキル一覧を見た瞬間に「あ、確かに増えてる」と気づきます。その瞬間が、地味に好きです。

    初日から「何が使えるかわからない」と思っている人は、とりあえずプラグインを1つ入れてみるところから始めると、Coworkの輪郭がぐっとクリアになると思います——入れた瞬間に「え、こんなに一気に増えるの」と少し笑えるくらいには。


    関連リンク

  • Claude Code CLI ー ターミナル、ずっと怖いと思ってた

    Claude Code CLI ー ターミナル、ずっと怖いと思ってた

    始めるまでが全部

    「Claude Codeって何?」と聞かれたら、ブログ名で使っておきながら「……Cowork で使ってるやつです」とごまかしていた私に、向き合う日が来てしまいました。

    Claude Code には、CLI(コマンドラインインターフェース)版というものがあります。ターミナル(=黒い画面に文字を打ち込むやつ)から使うタイプです。Cowork はそのデスクトップアプリ版、CLI版はターミナルから直接動かすもの。どちらもClaude Code ですが、使い方がまったく違います。

    「ターミナル、怖い」——正直そう思っていました。でも実際やってみたら、インストール自体はコマンドを1行コピペするだけでした。拍子抜けするくらい。怖かったのは始める前の自分だけでした。(始める前の自分に言ってやりたい。本当に)


    結論マップ(ビフォー/アフター)

    改善前(Before)改善後(After)
    Claude Code CLI の存在は知っているが触っていないインストール済み、ターミナルで claude と打つと動く
    「ターミナル = エンジニア専用の世界」だと思っていたコマンド1行コピペでセットアップ完了
    Cowork と CLI の違いが曖昧役割の違いを理解した上で使い分けられる

    これが本体

    Claude Code CLI(クロード・コード・シーエルアイ)は、ターミナルから Claude に話しかけながらコードを書いたり、ファイルを操作したりできるツールです。

    CLI(コマンドラインインターフェース)とは、黒い画面に文字を打ち込んでコンピューターを操作する方法のことです。「コマンドプロンプト」「PowerShell」「ターミナル」が全部これ系。マウスをほとんど使わない世界です。エンジニアが格好よく使っているあれ、です。

    Cowork との違いをざっくり言うと、Cowork はデスクトップアプリ、Claude Code CLI はターミナルツール。Cowork は画面があってボタンもある、CLI はコマンドを打って動かす。どちらも Claude がいて助けてくれるのは同じですが、向いている使い方が違います。

    「じゃあ Cowork があれば CLI いらないじゃないか」と思いますよね。私も思いました。でも CLI版にしかできることもあって、たとえばほかのツールとの連携や、もっとエンジニアっぽいワークフローは CLI が得意です。あと、「使えた」というだけで少し自信がつく——これが意外と馬鹿にできません(重要)。


    実際にやった手順

    ⚠ 注記: ここで紹介するインストール方法は、記事作成時点(2026-04-23)のものです。Claude Code は更新頻度が高いので、将来的に手順やコマンド、対応プランなどが変わっている可能性があります。うまくいかないときは Claude Code セットアップ詳細(公式) の最新版も合わせて確認してください。

    まず確認しておくこと(超重要):
    – Pro / Max / Team / Enterprise プランが必要(Claude.ai の無料プランは Claude Code が使えません)
    – Windows の場合は Git for Windows が必要(後述します)

    1. Git for Windows をインストールする(Windows のみ)

    まず Git for Windows(公式) をダウンロードしてインストールします。「Git って何?」と聞かれると説明が長くなるのですが、Claude Code が内部で使う仕組みが入っているので必要です。コードのバージョン管理ソフト——と覚えておけば今は十分です。

    インストール中に設定画面がいくつか出ますが、基本的にデフォルト(そのまま Next)で進めて問題ありません。「全部読もう」とすると30分かかります。読まなくていい(読みませんでした。ごめんなさい)。

    2. ターミナルを開く

    Windows では「PowerShell」または「コマンドプロンプト(CMD)」を開きます。スタートメニューで「powershell」と検索すると出てきます。

    ここで大事なのが「自分が今どちらを使っているか」の確認です——これが最初の罠です。

    • PowerShell の画面: PS C:\Users\あなたの名前> という感じで PS がつく
    • CMD の画面: C:\Users\あなたの名前> という感じで PS がつかない

    どちらを使うかで次のコマンドが変わります。間違えると「コマンドが見つかりません」エラーが出て、「え何が違うの……」と5分悩む羽目になります(なりました)。

    3. インストールコマンドを実行する

    コマンドをコピーして画面に貼り付けて、Enter を押すだけです。「たったこれだけ?」と思うくらい短いです。

    現在(2026-04-23時点)のインストールコマンドは以下です。 公式の案内は更新されることがあるので、コマンドだけコピペする場合も時期によっては最新版を 公式セットアップページ で確認してください。

    PowerShell の場合:

    irm https://claude.ai/install.ps1 | iex
    

    CMD の場合:

    curl -fsSL https://claude.ai/install.cmd -o install.cmd && install.cmd && del install.cmd
    

    自動でダウンロードとインストールが始まります。完了するまで少し待ちます。「何も起こっていないのでは」と不安になる時間がありますが、動いています。信じて待つ。

    4. バージョンを確認する

    claude --version
    

    バージョン番号(例:2.1.89 みたいな数字)が出てきたら成功です。やった。画面に claude と入力しただけで Claude が動いた——小さいことですが、なんか感慨深かったです。

    command not found みたいなエラーが出た場合は後述のつまずきポイントを確認してください。

    5. ログインして使い始める

    claude
    

    初回はブラウザが開いてログイン画面が出ます。Claude アカウントでログインすると、ターミナルに戻ってきます。あとは話しかけるだけ——ここから先は Cowork と同じ感覚です。


    動いた設定をそのまま

    プロジェクトのフォルダに移動してから以下を打ってみてください。

    what does this project do?

    💡 ポイント: プロジェクトのフォルダ内でこのコマンドを打つと、Claude がフォルダ内のファイルを読んで「何するプロジェクトか」を説明してくれます。英語で打っても日本語で返ってきます(私の場合は)。「フォルダ内に何もない」場合は適当なテキストファイルを置いてから試してみてください。

    インストール直後に確認しておくと便利なコマンドはこのあたりです:

    claude --version     # バージョン確認
    claude doctor        # インストール状態を診断してくれる
    

    claude doctor は問題があれば「ここがおかしいですよ」と教えてくれる診断コマンドです。お医者さんに行くより気軽に診てもらえる。「なんか動かない気がする」というときに最初に試すといいです。


    ここで止まった


    • 「irm が認識されない」というエラーが出た: PowerShell だと思っていたら CMD を使っていました。プロンプトに PS がついているかどうかで確認できます。PS C:\...> なら PowerShell、C:\...> だけなら CMD です。使っている側のコマンドを選んでください(これで30分悩んだのは内緒です)。



    • 「Git for Windows を入れ忘れた」: インストールは完了したのに claude コマンドを打ったら動かないことがありました。Claude Code は内部で Git Bash を使うので、Git for Windows がないと動きません。Claude Code より先に Git を入れておくのが正しい順番です。



    • 「無料プランで試そうとした」: Claude.ai の無料プランでは Claude Code が使えません。Pro 以上のプランが必要です。「なぜ動かないのか」で30分悩んでから気づいたので、先に確認しておくことを強くおすすめします(30分返してください)。



    • 「インストール後にターミナルを再起動しなかった」: PATH(=コマンドの場所をOSが探すための設定)が更新されないため、古いターミナルのままだと claude が見つからないことがあります。インストール直後に動かなかったら、ターミナルをいったん閉じて開き直してみてください。



    で、結局どうなの

    インストール自体は「難しかった」というより「なんか怖かった」という話でした。コマンドを1行コピペして Enter を押すだけなので、手順自体に難しいところはない。ただターミナルを開くまでの心理的なハードルが異常に高かった——それだけです。

    コロンブスが大西洋を渡ろうとしたとき、「海の果てに奈落がある」と信じていた人が多かったそうですが——開けてみたら普通に大陸がありました。CLI もだいたい同じ構造です。開けてみたら普通でした(怖くなかった、とは言えないけど。あの緊張感はなんだったんだ)。

    Cowork で Claude を使ってきた人は、CLI版を試すと「あ、中身は同じだ」とわかると思います。画面の見た目は全然違うけど、話しかけている Claude は同じです。どちらが向いているかは作業スタイルや目的次第。まず使ってみる、が一番早い結論でした。

    ターミナルやエディタから Claude Code を使うことそのもののメリット——エディタ内で作業が完結する、普段のワークフローに自然に組み込める、複数ファイルを同時に扱える、など——もいろいろあるのですが、ここで書き始めると長くなるので別記事に譲ります。今回はインストールまで。使ってみての利点や Cowork との使い分けは別途解説する予定です。


    関連リンク

  • プラン・料金 ー 最初に全部知っておけばよかった

    プラン・料金 ー 最初に全部知っておけばよかった


    先に言っておく

    「Claudeって無料で使えるの?」

    これ、最初に全人類が思うやつだと思います(たぶん。私調べ)。私も登録ページを開いた瞬間にそう思いました。で、調べてみたら想像より全然ちゃんと設計されていて、「あ、これはちゃんと選んだほうがいいやつだ」とじわじわ気づいた話をします。


    結論マップ(ビフォー/アフター)

    改善前(Before)改善後(After)
    「有料なの?どのプラン?」でフリーズ用途に合わせて3分で選べる
    Proにしたほうがいい?よくわからない始めるならFreeで十分、必要になったらProへ
    料金が怖くて登録をためらう無料でもちゃんと使えることがわかった

    ざっくり言うと

    Claudeには大きく分けて 5つのプラン があります。

    個人向け3種類(Free・Pro・Max)と、仕事向け2種類(Team・Enterprise)。

    「名前がシンプル……」と思ったあなた、そうなんです。内容も、読めば3分で判断できます(その3分間が今ここです)。


    Free(無料)

    • 料金:$0
    • 使えるモデル:全モデル(Opus 4.7・Sonnet 4.6・Haiku 4.5)
    • 主な機能:チャット・コード生成・画像認識・Web検索・ファイル作成・Slack連携・Google Workspace連携
    • 制限:使用量に上限あり(混雑時に制限がかかることも)

    これだけ使えて無料。最初に見たとき「どこかで課金される仕掛けあるよね?」と思って2回読み返しました。本当に $0 です。「ひとまず触ってみたい」という方は、間違いなくFreeから始めてOK。


    Pro(個人有料)

    • 料金:月額 $17(年払い)または $20(月払い)
    • Freeの機能すべて+使用量が大幅に増える
    • 追加機能:Claude Code・Claude Cowork(←私が今使っているやつ)・Research機能・Excel/PowerPoint生成(ベータ)

    「毎日本格的に使いたい」「Claude Code/Coworkを使いたい」という場合はPro一択です。

    ちなみに私もProです(ここで白状しておきます)。


    Max(ヘビーユーザー向け)

    Maxには2種類のプランがあります。

    プラン料金使用量(Proとの比較)
    Max 5x月額 $100Proの5倍
    Max 20x月額 $200Proの20倍

    共通機能:ピーク時も優先接続・早期機能アクセスあり。Claude Code・Coworkも含む。

    「Proの制限に毎日ぶつかる」という方向け。2種類あること、そして価格が倍違うことを最初から知っておくのが大事です。Max 5x($100)からスタートして、それでも足りなければMax 20x($200)へ移行する——が自然な流れです。私は……まだその段階ではないです(正直に申し上げます)。


    Team(チーム向け)

    Teamプランはシート(席)の種類が2つあります。

    シートの種類年払い月払い
    スタンダード$20/席/月$25/席/月
    プレミアム$100/席/月$125/席/月

    5〜150人のチームで使えるプランです。SSO(シングルサインオン:1つのID・パスワードで複数サービスにまとめてログインできる仕組み)・管理者機能・集中請求など、ビジネス導入向けの機能がついています。

    「会社でチーム導入したい」という場合はこちらへ。個人ブログを書いているだけの私には関係なかったですが、将来チームを持ったらまた来ます(壮大な話をしました)。


    Enterprise(大規模・セキュリティ重視向け)

    • 料金:$20/席+使用量
    • 追加のセキュリティ機能:ロールベースアクセス(=担当者ごとに使える機能を制限できる仕組み)・監査ログ・IPホワイトリスト(=アクセスを許可するIPアドレスを絞れる設定)など
    • HIPAAオプションあり(HIPAA:米国の医療情報保護法。医療機関がデータを扱う際に必要な要件)

    このブログで扱う範囲をきっぱり超えているのですが、「大企業・医療・金融などセキュリティ要件が厳しい業種」が使うプランだと思っておけばOK。


    実際にどう選ぶか

    迷ったら2つだけ確認してください。

    1. 個人で使うか、チームで使うか
    2. 毎日ガッツリ使いたいか、ちょっと試したいか

    これで絞れます:

    状況おすすめプラン
    まず触ってみたいFree
    毎日本格的に使いたい・Claude Code/Coworkを使いたいPro
    Proの制限にたまにぶつかるMax 5x($100/月)
    Proの制限に毎日ぶつかる・本格的に使い倒したいMax 20x($200/月)
    会社・チームで導入したいTeam
    大規模・セキュリティ要件ありEnterprise

    「やっぱりわからない」という場合は、Freeで始めてください。本当に。制限に引っかかってから考えれば十分です。


    試してみたプロンプト

    Freeプランで登録直後に打ったプロンプト例です:

    私はプログラミング初心者です。
    Pythonで「Hello, World!」を表示するコードを書いてください。
    コードの各行に日本語でコメントをつけて、初心者でもわかるように説明してください。

    💡 ポイント: 「初心者向け」「日本語で」「各行にコメント」と具体的に書くと、Claudeの回答がグッとわかりやすくなります。試しに条件を何も書かずに同じプロンプトを打ってみてください——差に驚きます。


    私が間違えたこと


    • 「Proにしないと全モデルが使えない」と思っていた:FreeでもOpus 4.7を含む全モデルが使えます。「制限されるのは量であって、機能ではない」というのを最初に知りたかった。30分調べてから気づきました(30分返して)。



    • 「年払いと月払いの差を気にしていなかった」:Proは月払いで $20、年払いだと月 $17 です(年間 $36 の差)。ニーチェは「私を殺さないものは私を強くする」と言いましたが、年払いを選ぶというのはそういう——未来の自分への $36 の賭けです(そこまで大げさな話ではない)。続けるつもりなら最初から年払いのほうがお得。



    • 「Maxは最初から候補に入れなくてよかった」:Proを使い込んで制限にぶつかり始めてから検討する、で十分でした。いきなりMaxを選ぶ必要はなかった。また、MaxにはMax 5x($100/月)とMax 20x($200/月)の2種類があります——最初からMax 20xを選ぶ必要はありません。



    で、結局どうなの

    始めるならFree、本格的に使うならPro。これで9割の人は事足りると思います。

    Claudeは無料でもちゃんと使えます。「有料かどうか怖くて登録できていない」という方がいたら、まずFreeで登録してみてほしい。制限に引っかかってから考えれば十分です。

    「月 $20 が高い」という気持ちはよくわかります。私も使い始める前はそう思っていました。使い始めたら……まあ、元を取ったどころかぐるぐる回っている気がします。でも後悔はしていない(断言)。


    関連リンク

  • ECC(everything-claude-code)ー 3回タブを閉じてからやっと試した、16万スターのプラグイン

    ECC(everything-claude-code)ー 3回タブを閉じてからやっと試した、16万スターのプラグイン


    知らなかった話

    GitHubを見ていたら「これ何?」というリポジトリを見つけた。スター数が16万超。「なんか人気のやつ」という感想しか出てこなかったので、そのままブラウザのタブを閉じた。3回。3回も閉じた。

    今日ちゃんと調べて入れてみた。「え、これ最初から入れておくべきものだったじゃないですか……」という気持ちになった。人の成長とは、大体こういう後悔のくり返しで構成されています(私だけかもしれませんが)。


    結論マップ(ビフォー/アフター)

    現状(Before)改善後(After)
    Claude Codeのデフォルト状態で使っている48エージェント+183スキルが追加される
    毎回同じ指示を一から書いている専門エージェントが役割を引き受けてくれる
    Claude Codeをただのチャットとして使っている本格的なエージェントハーネスとして使えるようになる

    これが本体

    ECC(everything-claude-code)は、Claude Code に「エージェントの軍団」と「専門スキル集」を一括でインストールするプラグインです。48エージェント・183スキル・79コマンドがセットで入る、というやつです。「なんとなく全部入り」という理解で合ってます。もう少しちゃんと理解したい方向けに以下説明しますが、「全部入り」で十分です(そう割り切るのに30分かかりました)。

    「エージェントハーネス」(= 複数のAIエージェントをまとめて管理・運用するフレームワーク、のこと)というとすごく難しそうですが、要するに「仕事の種類ごとに担当者を事前に用意しておく」仕組みです。コードレビュー係、セキュリティ確認係、調査係——全員がスタンバイしていて、呼んだら来てくれます。「それ普通に便利では……?」と思いました。気づくのが遅い(二回目)。

    Windows・Mac・Linux すべてで動作します。Node.js ベースで全フックが実装されているので OS 依存がありません。2026年4月時点で GitHub スター16万超。Claude Code・Cursor・OpenCode など複数の環境に対応済みです。「どの環境でも動く」は地味に大事で、「環境が違うと動かない」の絶望感は一度経験すれば十分です——共感してくれる人、いますよね?


    Coworkユーザーはどうなの?

    ここ、私が一番気にしたところです。ECCの公式READMEに「対応環境」として列挙されているのは Claude Code・Cursor・Codex・OpenCodeで、Coworkの名前はありません。「え、私の環境、対象外?」と5秒固まりました。


    5分でできること

    プラグインマーケットプレイス経由が一番シンプルでした。「一番シンプル」と書いているときはたいていほかの方法で一回詰まっています。今回も例にもれずそうでした。

    1. Node.js がインストールされていることを確認する(まだの場合は nodejs.org から。「ついでにNode.jsの勉強も」は後回しにしていいです)
    2. Claude Code(またはCowork)を起動する
    3. マーケットプレイスにリポジトリを追加するコマンドを実行する
    4. プラグインをインストールするコマンドを実行する
    5. 対話式ウィザードの指示に従って、必要なコンポーネントを選択する(公式は「必要なものだけ選ぶ」ことを推奨しています。私は「どうせなら全部」を選んで現在に至ります)

    Node.js の確認だけは先にしておいてください。これを後回しにすると「なぜか動かない」から始まる探索タイムが発動します。私の場合は40分でした。返してほしい。


    私が使ったコマンド

    # ステップ1: マーケットプレイスにリポジトリを追加する
    /plugin marketplace add affaan-m/everything-claude-code
    # ステップ2: プラグインをインストールする
    /plugin install everything-claude-code
    

    コマンドを打つだけで対話式ウィザードが起動して、必要なコンポーネントを選びながらセットアップを進めていく形式です。ソクラテスが2400年前にやっていた問答法と構造はほぼ同じで、ただしソクラテスと違って答えを間違えても怒られません——そこは安心していいです。

    公式は「必要なものだけ選ぶ」ことを明言しています。「全部」を選ぶと大量のインストールが始まって「本当にこんなに要る……?」と不安になります。不安は正しい。私はそれを知らずに全部選んで今に至ります(知識は必ず事後にやってくる)。

    💡 ポイント: rules/ フォルダは「フォルダごと」コピーするのが正解です。中のファイルだけを取り出すとファイル間の相対パスが壊れます。「なぜかルールが効かない」で30分溶けます——これは経験談です。


    何を選べばいいのか問題

    ウィザードに「何が欲しいですか?」と聞かれるわけですが、「欲しいものを選ぶ」という作業が一番難しいのが初心者です(私のことです)。参考までに仕分けをしておきます。

    必ず入れておくべきもの

    rules/common(言語を問わず全員に効く共通ルール)と、hooks(コード検証などを自動で走らせる仕組み)と、agents(コードレビュー・調査・計画立案などのエージェント群)です。「これがないとECCを入れた意味がない」セットです。

    興味があれば覗いてみるもの

    言語別ルール(rules/golang、rules/typescript、rules/python など)です。自分が使う言語のものだけ入れればOK。

    「ぜんぶ入れとけば何かの役に立つだろう」という私の作戦は、ここに対して特に効果が薄かったです——JavaもRustも書かないので(書けない)。

    初心者はどうすればいい?

    公式は「必要なものだけ選ぶ」ことを推奨しています。選ぶ基準がわからないうちは正しい判断です。ただし、「何が欲しいかわからない」は「何も要らない」とは違います。

    私のように「とりあえず全部」という選択肢も実害はそれほどなく、「余計なものが入っているかもしれない」という軽い罪悪感だけが残ります(現在進行形)。

    後から外す方法

    ecc uninstall コマンドでアンインストールできます。コンポーネントを選び直したい場合は Claude Code 上で /configure-ecc を実行するか、不要なファイルを .agents/ フォルダから手動で削除するのがシンプルです。

    「後から外せる」とわかっていれば、最初の選択でそこまで悩まなくていいですよという話でもあります。


    やらかしたこと


    • hooks の二重登録: ECCは hooks/hooks.json に独自フックを置く構成になっています。なのに settings.json に手動で同じ hooks を追加すると、同じ処理が2回走ります。「自動でやってくれる機能を知らないまま手動でもやる」——これ、コンビニのセルフレジで店員さんのスキャンと自分のスキャンが被るやつと同じ構造だと思います(違う)。



    • rules はフォルダごとコピー: rules/common や rules/golang などは、中のファイルだけ取り出してはいけません。フォルダごと移動が必要です。理由は相対参照(=ファイルの場所を「今いる場所から数えた距離」で指定する方法)。「なんとなくわかった」と思ったら全然わかっていなかった、という現象が起きやすい概念ベスト5に入ります——同じ人いますよね? いますよね??



    • npm パッケージ名が違う: npm でインストールする場合のパッケージ名は ecc-universal です。プラグイン名の everything-claude-code ではありません。「同じものなのに名前が違う」ことに対して人類はずっと慣れられないと思います。私の場合は「npm の everything-claude-code が見つからない」で5分固まりました(経験値は積まれています)。



    使ってみての正直な感想

    ECCを入れてから、Claude Code が「全部ひとりでやってた人」から「チームを持ってる人」になった気がしています。コードレビューのたびに「レビューしてください、以下のコードで……」と毎回書かなくていいのは、思っていた以上に精神的に楽でした。ちりも積もれば山となる——そして山は返ってきません。

    「16万スターのリポジトリを3回タブで閉じた人間」からのアドバイスとしては、とりあえず入れてみてください。Node.js の確認さえ済ませれば、あとはコマンド2本で終わります。同じ3回を繰り返さなくていいのに繰り返したのは私だけで十分です——あなたには今日で終わらせてほしい。


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