auto-memory ー 私の口癖、勝手に覚えていてくれた

Colorful sticky notes suspended above an open notebook with lined pages

このブログについて: 開発経験ゼロの私(セルシー)が Claude を毎日1つ試して記録する学習ブログ「zeroCC」です。


気づいたら使ってた

同じ説明を3回した。「Windows 使ってます」「PowerShell で動かしたいです」「日本語でお願いします」。テンプレ自己紹介、もはや営業の名刺交換みたいでした。4回目の朝、私がまだ何も言ってないのに、Claude が PowerShell コマンドを並べて出してきた。何これ、誰が教えた。下手な探偵より私のことを知っている。トースターが昨日のこんがり度を覚えていたような、ちょっと嬉しいけれど不気味さもある朝でした。


結論マップ(ビフォー/アフター)

並べてみると、昨日までの自分がちょっと気の毒です。

項目auto-memory なし(私の昨日まで)auto-memory あり(私の今)
自分のプロフィール会話の冒頭で毎回口頭で説明1回言えば次回から覚えている
プロジェクトのクセ毎回 CLAUDE.md に追記Claude が適宜 markdown に保存
「前にこう言ったよね」履歴を遡って自分で探すClaude が勝手に持ち出してくる

要するに何ができるか

auto-memory(オートメモリー)は、Claude がセッションをまたいで「あなたとの会話で得た学び」を自分で markdown ファイルに書き残してくれる機能です。専門用語に翻訳すると「セッション間でユーザー固有情報を永続化する仕組み」、人間の言葉に翻訳すると「私の口癖と好みを Claude が勝手にメモる」。後者のほうが10倍わかりやすい、と書きながら思いました。Claude Code v2.1.59 以降は最初から ON で、プロジェクトごとに ~/.claude/projects/<project>/memory/ 以下に保存されます。中身はぜんぶ markdown なので、私が直接読めるし、編集も削除もできる。「AIに記憶される」と聞いたとき頭に浮かんだ、何かこう、暗号化された謎ファイルみたいなものは一切なし。拍子抜けするくらい開けっぴろげです。

💡 「全部 markdown」というのが地味に効く。AI が裏でこっそり何か覚えているのではなく、フォルダを開けば全部見えるところに置いてある。怖さの正体は「見えないこと」だったんだなと、覗いてみて気づきました。


とりあえずやってみる

  1. ターミナルで claude --version を実行し、バージョンが v2.1.59 以上 か確認する(古ければ npm install -g @anthropic-ai/claude-code で更新。私はここで更新を3日先延ばしにした人間です)
  2. Claude のセッション内で /memory と打つ
  3. 表示されるメニューで「Auto memory」が ON になっていることを確認する(デフォルト ON。ここでオフにしたら振り出しに戻ります。人生ゲームみたいですね)
  4. あとは普通に会話する。私の好み・作業習慣・つまずきパターンを Claude が「これは次回も役立ちそう」と判断したときだけ自動で保存する。判断は Claude 任せです。「これも覚えて!」と叫んでも基本スルー(経験談)
  5. 数日経ったらもう一度 /memory を開いて、Auto memory フォルダの中身を覗く。ここで自分の口癖と再会します

こう書いたら動いた

ある朝、何気なく ~/.claude/projects/my-recipe-app/memory/ を覗いたら、こんなファイルが転がっていました。私は頼んでいない。Claude が勝手に書いていた。プライバシーの侵害だと思ったけど、内容を見たら正論しか書かれていなかったので何も言えなくなりました。

---
name: User PowerShell preference
description: ユーザーは Windows + PowerShell ユーザー
type: feedback
---
ユーザーは PowerShell をメインシェルとして使用している。
bash や zsh の構文を提示するたびに「PowerShell で書き直して」と依頼されるため、
ターミナルコマンドは最初から PowerShell 構文で提示すること。
例:
- NG: `ls -la`
- OK: `Get-ChildItem -Force`

💡 私の3回分の小言が、フィードバック型のメモにきれいにまとまっていた。鳥肌が立ったというより、上司にこっそり手帳を覗かれた気分でした。でもこの上司、メモを取っておいてくれるおかげで明日の私の朝食の手間が減る。許す。


私が間違えたこと

  • 「これ覚えて」と言えば全部覚える、ではない: Claude が「次回も使えそう」と判断したものだけが保存されます。完璧な秘書ではなく、ややマイペースなメモ魔の同僚に近い。覚えてほしいなら明示的に「これメモしておいて」と頼むほうが確実です。私は「絶対忘れないで!」と3回叫んで、3回ともスルーされました
  • 記憶は勝手に消えない: markdown ファイルはユーザーが消すまで残ります。半年前の古い情報を Claude が信じて間違ったコマンドを出してくることもあるので、月に1回はフォルダを覗いて掃除する。冷蔵庫の奥のタッパーと同じです
  • CLAUDE.md と auto-memory を混同しない: CLAUDE.md は私が手で書く「ルール」、auto-memory は Claude が自動で書く「学び」。書き換える場所を間違えると、せっかくのメモを上書きしてしまう。役割分担、ここ大事です(試験に出ます)

使ってみての正直な感想

同じ説明を3回繰り返している自分に気づいたら、auto-memory が動いているか覗いてみる価値があります。私はもう「Windows です、PowerShell です、日本語で」のテンプレ自己紹介を毎朝しなくて済むようになりました。ボルヘスの「フネス」みたいに何でも覚えていたら逆に動けなくなりそうですが、Claude の auto-memory は「忘れる」ほうも上手です——本当に必要なものだけ拾ってくれる。怖いと思っていた「AIに記憶される」も、フォルダを開けば全部 markdown で見えるとわかった瞬間、急に気が楽になりました。秘密にされるより、見えるところに置いてくれるほうがずっと信用できる。下手な探偵に追われる気分から、有能な秘書を雇った気分に、3週間で進化した話でした。


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この記事について

本記事はAI支援を経て作成しているため、内容に誤りが含まれる可能性があります。実行前に公式ドキュメントをご確認ください。
情報は公開日時点でのものです。Claudeの機能は頻繁に更新されるため、最新情報はAnthropic公式サイトをご参照ください。
本記事の内容は筆者個人の学習過程であり、いかなる保証もするものではありません。


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