カテゴリ: スラッシュコマンド 公開日: 2026-04-25
このブログについて: 開発経験ゼロの私(セルシー)が Claude を毎日1つ試して記録する学習ブログ「zeroCC」です。
あれ、これだったのか
Claude にファイルをごっそり書き換えてもらったあと、「やっぱり前のほうがよかったかも……」と後悔したことがある。でもスクロールして戻っても、上書きされたファイルは戻ってこない。Ctrl+Z を連打してみたけど、消えていったのはたぶん私の昨日の努力だけだった。
Claude Code(Anthropic が提供するターミナル向けの AI コーディングツール)には、すべての編集前に自動でスナップショットを撮ってくれる「チェックポイント」という機能が最初から入っている。知らなかった私は、昨日までずっと Git(ファイルのバージョンを管理するツール)を手で叩いて保険をかけていた。保険屋の窓口が隣にあったのに、自分で契約書を書いていた気分。
これ1行で何が変わるか
チェックポイントは、Claude Code があなたのファイルを編集する直前に、その状態を自動で記録してくれる機能だ。記録は会話ごとではなく「プロンプトを送るたびに」作られるので、巻き戻したい地点を1つ1つ選べる。
ちなみに「プロンプト」とはあなたが Claude に送るお願いの文章のこと。1プロンプト = 1チェックポイント。ボス戦前に「ここでセーブ」とやる RPG と同じ感覚で、ファイル編集以外(Bash コマンドでのファイル削除・移動など)は対象外だが、Claude が Write / Edit / NotebookEdit ツールで触ったファイルはすべて拾ってくれる。
記録は自動で最大30日保存され、セッション(1回の会話)を閉じても残る。だから昨日のミスも今日取り返せる。映画『メメント』の主人公は記憶が続かずメモに頼っていたが、こっちは逆で、私が忘れても Claude が覚えていてくれる。
一番シンプルな使い方
- Claude Code 上で何かを編集してもらう(複数ファイル書き換えでもOK)
Escキーを2回連続で押す。または/rewindとタイプする- 画面に「過去のプロンプト一覧」が出てくるので、戻したい地点を矢印キーで選ぶ
- 戻し方を選ぶ(コードだけ / 会話だけ / 両方 / まとめて圧縮)
- Enter を押すと、その地点までファイルと会話が瞬時に戻る
ポイントは、コードと会話を別々に戻せるところ。会話の流れは残したままコードだけロールバックしたり、逆にコードは保ったまま会話だけリセットしたりできる。前者は「やり直したいけど Claude に経緯は覚えていてほしい」とき、後者は「コードは気に入ったけど話が脱線したので会話だけ整理したい」ときに便利だ。
こう書いたら動いた
架空のレシピアプリで、うっかり大規模リファクタを Claude に頼んでしまった場面を想像してほしい。こんなやり取りになる。
> src/recipes/ 以下を全部 TypeScript に書き換えて
(Claude が 12ファイルを一気に書き換える)
> ……やっぱり元に戻したい
(Esc を2回押す)
┌─ Rewind ────────────────────────────────┐
│ › 3 prompts ago: "src/recipes/ 以下を…" │
│ 2 prompts ago: "型エラーを直して" │
│ 1 prompt ago: "テストも直して" │
└─────────────────────────────────────────┘
(上の "3 prompts ago" を選んで Enter)
┌─ Restore options ───────────────────────┐
│ › Restore code and conversation │
│ Restore conversation │
│ Restore code │
│ Summarize from here │
│ Never mind │
└─────────────────────────────────────────┘
(Restore code and conversation を選ぶと、12ファイルが書き換え前に戻る)
💡 ポイント: 「Summarize from here」を選ぶと、選んだ地点以降の会話が1段落の要約に圧縮される。
/compact(会話全体を圧縮するコマンド)の「途中から版」で、前半の大事なやり取りは残したまま、後半のデバッグで膨らんだ部分だけ軽くできる。
ここで止まった
- Bash で動かしたファイルは戻らない:
rm old.txtやmv a.txt b.txtを Claude がシェル経由でやると、チェックポイントの対象外になる。これを知らずに「巻き戻せば消したファイルも復活するはず」と思っていたら、戻らなかった。削除系は Git か OS のごみ箱が頼り。 - 他のセッションやエディタからの変更は拾わない: 同じプロジェクトを VS Code で並行編集していたら、そっちの変更はチェックポイントに含まれない。Claude のチェックポイントは「このセッションの中で Claude が触ったファイル」専用と覚えておく。
- Git の代わりにはならない: チェックポイントは30日で自動削除される。長期のバージョン管理や他人との共有は、引き続き Git(
git commitでスナップショットを残すツール)の仕事。チェックポイントは「セッション内の Undo」、Git は「永久保存の歴史」と役割を分けて考える。
3行でまとめると
Claude Code のチェックポイントは、Esc 2回または /rewind でプロンプト単位の巻き戻しができる保険機能だ。コードだけ・会話だけ・両方・要約圧縮の4パターンから選べて、30日保存される。Bash 経由の削除や外部エディタの変更は拾わないので、Git との二段構えが安心。
この機能を知る前の私は、Claude に大きな変更を頼むのが怖くて、毎回 git commit してから依頼していた。今は堂々と「全部書き換えて」と言える。戻せるという安心感は、触る勇気そのものだった。あの夜、泣きながら連打した Ctrl+Z を返してほしい気もするけど、Esc キー、2回でいいってよ。
関連リンク
この記事について
本記事はAI支援を経て作成しているため、内容に誤りが含まれる可能性があります。実行前に公式ドキュメントをご確認ください。 情報は2026-04-25時点でのものです。Claudeの機能は頻繁に更新されるため、最新情報はAnthropic公式サイトをご参照ください。 本記事の内容は筆者個人の学習過程であり、いかなる保証もするものではありません。
