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  • プラグイン管理 ー 1クリックで「できること」が増えた話

    プラグイン管理 ー 1クリックで「できること」が増えた話

    知らなかった話

    Cowork を使い始めてしばらく、「スキル」とか「コネクタ」とか、言葉の意味はなんとなくわかるけど、どこから追加するのかが全然わからなかった。

    「インストール? どこに?」という状態で数日過ごしていた(黙秘)。

    調べてみたら、プラグインという仕組みがあって、それを入れるだけでスキルもコネクタも一気に使えるようになると知った。それ、最初に言ってほしかったやつです。


    結論マップ(ビフォー/アフター)

    改善前(Before)改善後(After)
    スキル・コネクタが何もない素の状態プラグイン1つで複数機能がまとめて追加される
    機能を個別に探してインストール「Customize」メニューから一覧で選べる
    何ができるか把握できていないプラグインの説明を読めば用途がわかる

    要するに何ができるか

    プラグインとは、スキル・MCPコネクタ・スラッシュコマンドなどをひとまとめにしたパッケージです。

    スキル(=Claudeが特定の作業を上手くこなすための命令セット)やコネクタ(=外部サービスとの接続口)を、バラバラに設定するかわりに、「このプラグインをインストールする」だけでまとめて有効になります。

    プラグイン自体のインストールに追加の課金は必要ありません——そもそも「Claude の使い方を拡張する設定ファイル」なので、別途アプリを買うような感覚とは違います(ちょっと違う例えで申し訳なかった)。

    2026年1月30日にCoworkへ正式提供が始まり、現在は38以上のコネクタが揃っています。Google ドライブ、Gmail、DocuSign、WordPress、Slack などが対応済みで、今も増え続けているらしい。「今も増え続けている」という状態のものを追うのは少し怖いですが、楽しい怖さです。


    とりあえずやってみる

    1. Claude デスクトップアプリを開き、「Cowork」タブに切り替える
    2. 左サイドバーの 「Customize」 をクリックする(ここが入口)
    3. 「Browse plugins」 を選ぶとプラグイン一覧が表示される
    4. 使いたいプラグインを見つけて 「Install」 をクリックする
    5. インストール完了後、チャットで「/」を入力するとスキルの一覧が表示される

    これだけです。何行もコマンドを打つことなく、ポチッと押せば終わります。「え、それだけ?」と思った人——私もそう思いました(同志)。


    実際に打ったプロンプト

    プラグインをインストールした後、Claudeにこう聞いてみました。

    今インストールされているプラグインとスキルの一覧を教えてください。
    どんなことができるか、初心者向けに説明してほしいです。

    💡 ポイント: インストール直後はスキル名を覚えていなくても大丈夫。「今使えるスキルを教えて」とそのまま聞けば、Claudeが一覧と使い方を説明してくれます。

    あと、こんな使い方もできます。目的だけ伝えてClaudeに提案してもらう方法:

    GoogleドライブのファイルをClaudeから操作したいのですが、
    どのプラグインを入れればいいですか?

    Claudeが「このプラグインを入れてください」と提案してくれます。

    ……これ、まさにシェルピンスキーの三角形みたいな構造ですよね。Claudeに「何を入れるべきか」を聞いて、Claudeが提案した機能でClaudeがまた強くなる——再帰的な自己強化です(哲学的な感想を言いたかっただけです)。


    引っかかりやすいポイント


    • 「Customize」メニューが見当たらない: 左サイドバーの下の方にあります。スクロールしないと見えないことがあるので、「消えた」と思ったらまず下を確認してください。私は3回くらい消えたと思いました。



    • インストールしたのにスキルが出てこない: チャット画面で「/」を入力するか「+」ボタンを押すと一覧が表示されます。スキルは「勝手に使われる」ものではなく、「呼び出して使う」ものなので、インストール直後は何も変わったように見えないのが正常です。焦らないでください(私は焦りました)。



    • Enterprise プランの場合は管理者の設定次第: Enterprise ユーザーの場合、管理者がインストール可能なプラグインを制限していることがあります。「なんでこのプラグインが出てこないんだろう」という場合は管理者に確認するのが早道です。



    で、結局どうなの

    プラグインの話をひとことでまとめると、「Coworkの”できること”を増やす最も簡単な方法」です。

    コマンドもコードも不要で、ブラウズして押すだけ。GitHubに慣れた人には拍子抜けするくらい簡単で、逆に私みたいな非エンジニアには「え、これだけでいいの」という発見でした。

    インストール直後は「何が変わったんだ?」と感じるかもしれないけれど、「/」を入力してスキル一覧を見た瞬間に「あ、確かに増えてる」と気づきます。その瞬間が、地味に好きです。

    初日から「何が使えるかわからない」と思っている人は、とりあえずプラグインを1つ入れてみるところから始めると、Coworkの輪郭がぐっとクリアになると思います——入れた瞬間に「え、こんなに一気に増えるの」と少し笑えるくらいには。


    関連リンク

  • AskUserQuestion ー Claudeが逆に私に質問してきた

    AskUserQuestion ー Claudeが逆に私に質問してきた

    あれ、これだったのか

    Claudeに何かお願いしようとしたとき、ふと返ってきたのが「質問の答え」じゃなくて「質問」だった。

    え、逆になってる。

    でも冷静に考えると、当たり前の話で。職場でも「これお願いします」と言われた側の人間は「えっと、どういう形式で?」「いつまでに?」って確認しますよね。……確認しないで進めて「こうじゃなかった」ってなること、ありますよね。私はあります(しかも結構な頻度で)。

    それをClaudeがやってくれているだけ。問い返してきた = ちゃんと考えてる、ということでした。Cowork(※ClaudeのデスクトップAI作業支援ツール)に AskUserQuestion(選択肢UI) という機能があって、これがその確認の仕組みです。


    結論マップ(ビフォー/アフター)

    改善前(Before)改善後(After)
    曖昧な依頼でも問答無用で進めてしまう実行前に選択肢UIで確認する
    意図とズレた成果物が出来上がるユーザーの意図を正確に把握してから動く
    「こうじゃなかった」と後から修正最初に合わせることで手戻りがなくなる

    要するに何ができるか

    AskUserQuestion(アスクユーザークエスチョン)は、Cowork モードで Claudeが作業の前に「確認したいことを選択肢付きで聞いてくる」 機能です。

    ふだん私たちがClaudeに質問するのとは逆——Claudeが私に質問してきます。しかもボタン形式の選択肢で。テキストで長々と説明するより、ボタンをクリックするだけで意図が伝わるので、体感すごく楽です。「説明するのがめんどくさい」って思う場面ほど助かる。

    たとえば「先月の出費をまとめて」と頼んだとします。確認なしで突っ走られると、「カテゴリが違う」「単位が違う」「これじゃなかった……」という状況が普通に起きます。AskUserQuestionが入ると、Claudeは先に「どんな形式にしますか?」「カテゴリはどう分けますか?」を選択肢で出してくれます。

    ソクラテスが弟子に答えを教えるのではなく問いを投げかけて自分で考えさせた、あの問答法にちょっと似ていますが、Claudeの場合は「あなたの意図を正確に受け取りたい」という実用的な理由なので、哲学の授業は始まりません。安心してください。


    とりあえずやってみる

    特別な設定は不要です。Coworkモードで以下のような依頼を投げると、自然に体験できます。

    1. Coworkを起動して、複数の工程が絡む依頼を送る(例:「Excelファイルを整理して報告書にまとめて」)
    2. Claudeが即座に動き始めるのではなく、選択肢のパネルが表示される——「え、動いてない?」となる瞬間ですが、動いてないんじゃなく聞いてます
    3. 選択肢のボタンをクリックするか、補足テキストを入力する(難しいことはなにもない)
    4. Claudeが意図を把握してから本作業を開始する——ここからが本番

    「複数ステップある依頼」「ファイルが複数ある依頼」「形式の選択肢がある依頼」は特に確認が入りやすいです。単純な質問や一問一答の会話では出てきません。なので、いきなり使おうとしても来ないこともある。「なんか来ない」は普通です。


    実際に打ったプロンプト

    以下の2つのファイルを見て、先月の支出を
    「食費」「光熱費」「その他」に分類してまとめてください。
    添付: shopping_april.txt / bills_april.txt

    💡 ポイント: 「分類」「まとめ」「形式」が絡む依頼ほど確認が入りやすい。実は曖昧な依頼の方がAskUserQuestionが活躍する。依頼が雑なほど助かる、という逆説的な機能。

    Claudeが返してきた選択肢の例(こんなイメージです):

    どの形式でまとめますか?
    [A] 表形式(カテゴリ別)
    [B] 箇条書きリスト
    [C] 合計金額だけ出す

    Aを選ぶとそのまま表形式で出力が始まります。「えっそれだけでいいの」という使い勝手のよさ。この「えっそれだけ」感、最初体験したときけっこう感動しました。


    やらかしたこと


    • 「止まってる!」と焦って同じ指示を再送した: AskUserQuestionが表示されたとき「なんで反応がないんだろう」と思い、同じ依頼をもう一度送ってしまいました。Claudeは答えを待っていただけ。二重投稿になって少し混乱させてしまいました(ごめんなさい)。まず選択肢UIを確認するのが正解です。



    • 「なんでもいいよ」で返した: 「お任せして」と返したらClaudeは「お任せ」の中でそれなりの判断をしてくれました。出来上がったものはそれなりで、「あ、でもこっちがよかった」とは思いました。後悔はない。でも選択肢があるときはちゃんと選んだ方がいいです(当たり前のことを学んだ)。



    • 質問への返答より先に別の話をした: 「あ、でもそのファイルなんですけど、もう一個あって——」みたいな感じで別の補足を先に送ってしまい、会話がちょっとこんがらがりました。まずClaudeの質問に答えてから補足する順番が大事でした。割り込みはよくない(どこでも)。



    で、結局どうなの

    正直に言うと、最初は「いちいち確認しなくていいのに」と思っていました。早く始めてほしい、という気持ち。

    でも何度か「完成したけど形式が違う……」をやらかしてから、気持ちが変わりました。確認される一瞬を惜しんで、あとで1時間かけて修正する方がよっぽど時間の無駄です。1時間、返ってきません。

    AskUserQuestionは「Claudeが仕事をさぼっている」のではなく「正確にやろうとしている」から出てくる確認です。最初に意図を合わせるほど、最後に「こうじゃなかった」がなくなる。

    こういうことは最初から教えてほしかった。でも自分で気づく方が記憶に残るので、まあ、よかったです(そういうことにしておく)。


    関連リンク

  • CLAUDE.md ー 毎回同じ口頭説明、ついに卒業した

    CLAUDE.md ー 毎回同じ口頭説明、ついに卒業した

    あれ、これだったのか

    「口調はやわらかめで」「コードは書かないで」「日本語で返事して」。
    私はこの3行を、3日連続でClaudeに口頭でお願いしていた。
    3日目に思い出した。「これ、ファイルに書いておけるやつなんじゃ?」

    そのファイルが CLAUDE.md だった。


    結論マップ(ビフォー/アフター)

    改善前(Before)改善後(After)
    毎回チャットの冒頭に「日本語で・優しく・コードは省いて」と打ち込むプロジェクトを開いた瞬間、Claudeが既にそのルールで動いている
    Claudeが急に英語で返事してきて「あれ?」となる口調も言語もブレない。プロジェクト全体で一貫する
    「言ったよね?」と何度もリマインドする手間1回書いて保存。そのあとは存在を忘れていい

    これが本体

    CLAUDE.md(クロード・ドット・エムディー)は、Claudeに毎回読ませたい指示を書いておくテキストファイルだ。
    拡張子の .md は「マークダウン」。名前だけ強そうだが、要は見出しが書けるだけのただのメモ。メモ帳でもVS Codeでも開ける。身構えなくていい。

    公式ドキュメントの言い方を借りるなら、毎セッション開始時に自動で読まれる、Claude宛の置き手紙。
    枕草子なら「春はあけぼの」のあたりに「敬語多め」って書いておくイメージだ(清少納言、ごめん)。
    口頭で毎回お願いしていたことをファイルに書き写すだけで、Claudeはそれを前提にして話し始めてくれる。

    しかも置き場所が用途で使い分けられる。

    • ~/.claude/CLAUDE.md … 全プロジェクト共通の自分ルール(要は私の取扱説明書)。口調・言語・禁止事項などをここに書く
    • プロジェクト直下の CLAUDE.md … そのプロジェクトだけのルール(このフォルダ独自の方言)。チームで共有もできる
    • @path/to/file 構文での import … 別ファイルを CLAUDE.md から読み込む書き方。長くなりがちなルールを別ファイルに分割できる(昔は CLAUDE.local.md というローカル専用ファイルもあったが、現在は import 構文が推奨されている)

    これらは作業フォルダから上の階層に向かって順に読み込まれて、まとめてClaudeに渡される。「全体ルール+プロジェクト固有ルール」をきれいに分けて書ける。


    とりあえずやってみる

    迷いどころを全部スキップした最小手順がこれ。

    1. プロジェクトの一番上のフォルダ(自分が作業しているフォルダ)を開く
    2. その中に CLAUDE.md という名前の空ファイルを作る(メモ帳で「名前を付けて保存」でOK)
    3. 「Claudeに毎回伝えていたこと」を3〜5行書く(ここで完璧主義が顔を出すが無視。ファイル名すら最初に間違えた私が言うんだから間違いない)
    4. 保存して、Claude Codeを開き直す(または新しいセッションを始める)
    5. Claudeに「今回のルールわかってる?」と聞いて、書いた内容を返してくれたら成功

    ポイントは 「毎回伝えてた1行」を1つだけでいい こと。完璧を目指して長文を書こうとすると、たいてい書き終わる前に挫折する。私は最初の1行を書くだけで5分粘った。原稿用紙を前にした夏休み最終日の小学生だった。


    動いた設定をそのまま

    私が試しに作った、架空の「旅レシピ管理」プロジェクト用の CLAUDE.md がこれ。中身は本物のテキストとしてそのまま動く。

    # 旅レシピ管理プロジェクト
    このフォルダは、旅行先で食べた料理を再現するためのレシピメモ集です。
    ## 私の好み
    - 返答は日本語で。専門用語が出たら必ず1行で意味を補足してください
    - 文字数は1メモあたり300字以内におさめる
    - 材料の分量は2人分を基準にする
    ## ファイルの場所
    - 完成したレシピは `recipes/` フォルダに `国名_料理名.md` で保存
    - 試作中のメモは `drafts/` フォルダに置く(公開前なので触らないで)
    ## やらないでほしいこと
    - レシピの手順を勝手に省略しないでください
    - 「お好みで」など曖昧な表現は使わず、数値で書いてください
    

    💡 ポイント: 見出し(##)で「好み」「ファイルの場所」「やらないでほしいこと」を分けると、Claudeが「該当箇所だけ」を意識して動いてくれる。長く書くより、見出しでの分類のほうが効く。


    最初で詰まった4つ

    1. 置き場所を間違えた … デスクトップに置いて「読まれない!」と騒いでいた。CLAUDE.md は 作業しているプロジェクトフォルダの直下 に置かないと反応しない。場所を変えただけで治った。
    2. 長すぎて自分が読めなくなった … 良いことを書こうとして30行を超え、自分でも何を書いたか覚えてなかった。ファイル全体が毎セッションで読まれる仕組みなので、長くなりすぎたら別ファイルに分割するのが安全。公式の Best Practices にも「短く・人間が読める長さに保つ」と書かれている。
    3. 「禁止事項」だけ並べた … 「〜しないで」ばかりだと、Claudeはやってもいいことの判断に迷う。「これはやって・これはやらないで」をペアで書く と動きが安定する。「コードを書かないで」より「コードは書かず、手順だけ箇条書きにしてください」のほうが伝わる。
    4. ファイル名に小文字が混入 … 最初は Claude.md という名前で作ってしまい、「読まれない、なぜ?」と30分溶かした。正しくは すべて大文字の CLAUDE.md(拡張子の .md だけ小文字)。Mac・Linux など大文字小文字を区別する環境では、一文字でもケースが違うと完全に別ファイル扱いで無視される。リネームしただけで動いた。

    使ってみての正直な感想

    CLAUDE.md を作る前と後で、Claudeとの会話の冒頭5分が完全に消えた。
    「いつもの前提を伝える時間」が0になっただけで、いきなり本題に入れる。

    書くのに迷ったら、「直近3回、Claudeに同じ注意をしたこと」をそのまま書き写す のがいちばん早い。
    それは「私が毎回伝えたいルール」の動かぬ証拠だから。

    3回同じことを言ったら、ファイルに書く。3歳児に同じ質問をされ続けた育児ベテランの先輩が言ってたやつだ。
    Claudeも、3歳児だったらしい。


    関連リンク

  • スケジュール×フォルダ移動のトラブル体験記 ー 掃除したつもりが全部止まった日

    スケジュール×フォルダ移動のトラブル体験記 ー 掃除したつもりが全部止まった日

    整理整頓、こわい

    結論から言います。整理しようとして全部止まりました。

    Cowork(※ClaudeのデスクトップAI作業支援ツール)の作業フォルダがいつの間にか2つになっていて、「1つにまとめよう」と軽い気持ちで手を出したら、スケジュールタスクが5件まとめて「タスクファイルが見つからないか、形式が正しくありません」になり、さらにタスクを編集しようとすると「パストラバーサル検知」で全弾かれ。

    部屋を掃除していたら掃除機の電源が消え、洗濯機まで止まり、なぜか玄関の鍵まで閉まる、みたいな連鎖でした。今日はその一部始終を、恥を忍んで書きます。


    発端:なんで「Claude」と「Claude_blog」、2つあるんだ?

    Coworkにはマウント(※選択フォルダ)という概念があって、「space」と呼ばれる作業単位の中に、作業対象フォルダを登録できます。私は「Claude_blog」というspaceを使っていたのですが、ある日spaceの設定を覗いたらフォルダが2つ登録されていました。

    • C:\Users\〇〇\Documents\Claude ←昔のなごり
    • C:\Users\〇〇\Documents\Claude_blog ←今のメイン

    同じような名前のフォルダがspaceに同居している状態で、作業ファイルが微妙にどっちにあるかバラバラ。どっちで編集しても動くけど、どっちにあるか分からない。 これは気持ち悪い。というわけで「Claude」の方を登録解除することにしました。

    ちなみにCoworkのUIからはマウントの個別解除ができない場面があって(私のバージョンではそう見えた)、設定ファイルを直接編集する方法を取りました。


    spaces.json を直接いじる

    Coworkのマウント設定は、以下のJSONファイルに保存されています。

    %APPDATA%\Claude\local-agent-mode-sessions\{セッションUUID}\{エージェントUUID}\spaces.json
    
    
    

    中身はこんな感じ(抜粋)です。

    {
      "spaces": [
        {
          "id": "space-xxxx",
          "name": "Claude_blog",
          "folders": [
            { "path": "C:\\Users\\〇〇\\Documents\\Claude" },
            { "path": "C:\\Users\\〇〇\\Documents\\Claude_blog" }
          ]
        }
      ]
    }
    

    folders 配列から不要な方(Claude)のエントリを削除して保存。Coworkを完全終了して再起動。ここまでは想定通り、マウントが1つに統一されて「よし、すっきりした」と思いました。

    この時点ではまだ平和だったんです。嫌な予感がするときほど、なんにも起きていない。


    副作用その1:スケジュールの「手順」ボタンがいっせいに死ぬ

    Coworkの左サイドバーには「Scheduled(スケジュール)」という項目があって、登録済みの定期タスクが一覧表示されます。タスクごとに「手順」というボタンがあり、押すとタスクの中身(SKILL.md)が見られる仕組みです。

    マウント整理後、なにげに「手順」を押したら。

    タスクファイルが見つからないか、形式が正しくありません。
    
    
    

    5件全部これ。全滅です。

    原因はわりと単純で、scheduled-tasks.json(spaces.jsonと同じフォルダにある)に登録されている各タスクの filePath が、もう存在しない旧パス(Claude\Scheduled\...)を指していました。親フォルダの参照を切ったせいで、スケジューラ側からタスク本体が見えなくなったわけです。

    応急処置

    scheduled-tasks.json を直接開いて、5件の filePath を現行パス(Claude_blog\Scheduled\...)に書き換え。保存するとUIはすぐ復旧しました。

    ここまでで「まあ、こういうこともあるよね」くらいの認識でした。この油断がこの後の首を絞めます。


    副作用その2:update_scheduled_task が全滅

    翌日、タスクの説明文を微調整しようとしたら、全部が以下で弾かれました。

    Failed to update scheduled task: Invalid file path: path traversal detected
    
    
    

    パストラバーサル(※本来アクセスしてはいけない場所にパスで抜けようとする攻撃手法の呼び方)。え、私、攻撃してます?してないです。説明文を直したいだけです。

    不思議なのは、全部が全部ダメなわけではない点でした。

    操作結果
    enabled のトグル(有効/無効切替)✅ 通る
    新規タスクの作成✅ 通る
    一覧取得✅ 通る
    description / prompt の更新❌ パストラバーサル検知で拒否

    「一覧では見えるのに、書き換えようとすると見つからないと言われる」。幽霊タスクみたいな状態で、ちょっと怖かった。


    切り分け:幽霊の正体を探る

    こういうときは、変数を1つずつ固定して違いを見る のが鉄則らしいので(料理の味見と同じ理屈)、4ステップで切り分けました。

    1. enabled トグルだけ叩く → 成功(内部でSKILL.mdの書き込みが起きない操作)
    2. description だけ更新 → 失敗(内部でSKILL.mdの書き込みが起きる)
    3. 新しい場所(Documents\Claude\Scheduled\)にダミータスクを作る → 成功
    4. そのダミーに対して description を更新 → 成功

    結論:スケジューラが「ここに書くはず」と思っている場所(Documents\Claude\Scheduled\)と、実際にタスク本体がある場所(Documents\Claude_blog\Scheduled\)がズレていた。

    一覧取得は両方を横断して見てくれるのでタスクは普通に表示される。ところが更新時にSKILL.mdを書き換えようとすると、「本来の保存先の外にあるファイルパス」として検知され、パストラバーサル扱いで拒否される。幽霊の正体は、引っ越しした本人の住民票が古い住所のままだった、みたいな話です。


    そもそもスケジュールタスクのデフォルト保存先はどこ?

    ここで一度立ち止まって、「正しい保存先」ってそもそもどこなの?を調べました。

    結論を先に言うと、Windowsでのスケジュールタスクの既定の保存先は C:\Users\〇〇\Documents\Claude\Scheduled\{taskId}\SKILL.md です。これは create_scheduled_task(スケジュールタスク作成ツール)の仕様説明にはっきり書いてあります。

    The task will be stored as a skill file ({taskId}/SKILL.md) in C:\Users\〇〇\Documents\Claude\Scheduled/

    和訳すると「タスクは C:\Users\〇〇\Documents\Claude\Scheduled\ 配下に {taskId}/SKILL.md という形のスキルファイルとして保存されます」。ついでにCowork全体で見ると、プロジェクト本体も既定では Documents\Claude\ の下に作られるようになっています(こちらは公式ヘルプで確認)。つまり Documents\Claude は Cowork 全体のホームディレクトリ的な位置づけで、スケジュールタスクもその中に自分の部屋を持っている、と。

    じゃあ、なんで私のタスクは別フォルダ(Claude_blog\Scheduled\)にいたのか?経緯はシンプルで、最初に Documents\Claude\ を自分で作って一通りの作業をそこに集めていたのですが、後からブログ専用に Documents\Claude_blog\ を新規作成し、Claude\ の中身をまるっと Claude_blog\ に引っ越したんです。Scheduled\ フォルダもこのときに一緒に運ばれて、結果としてタスク本体が Claude_blog\Scheduled\ に居座ることになりました。既定の家に戻してあげれば、ツールがちゃんと認識してくれる — というのが今回の話のゴールでした。

    ちなみにここで地味に効いていたのが、そもそも私が手動で Claude というフォルダを先に作っていた という事実です。Claude(スケジューラ)が既定で使おうとしている Documents\Claude\ と、私が自分の意思で命名した Documents\Claude\。相談した覚えはないのに、フォルダ名がきっちり一致している。偶然、お互いに同じ名前を選んでいた——いわゆる両想いです(誰も嬉しくない両想い)。このネーミングの被りのおかげで、引っ越しの後も「両方Claudeの家に見える」状態が続き、どっちが本当の家か曖昧なまま共存できていた、とも言えます。

    • 既定: Documents\Claude\Scheduled\{taskId}\SKILL.md ← スケジューラが信じている住所
    • 迷子: Documents\Claude_blog\Scheduled\{taskId}\SKILL.md ← 昔の住所のまま止まっていた

    対処法(2つ)

    応急措置:直接ファイルを書き換える

    スケジューラは実行時にSKILL.mdをそのまま読むので、ファイルを直接編集すれば内容は反映される。つまり update_scheduled_task が使えなくても、エクスプローラからSKILL.mdを開いて中身を書き換えれば、次回実行時の挙動は変わります。description(先頭のフロントマター)も同じファイル内なのでこれで足ります。

    その日の仕事を止めないための一時しのぎ。病院で言う応急処置で、根治ではない。

    恒久対策:フォルダごと引っ越す

    本質的な解決は、実体を canonical な場所に戻すこと。つまり、

    移動元: C:\Users\〇〇\Documents\Claude_blog\Scheduled\{taskId}\
    移動先: C:\Users\〇〇\Documents\Claude\Scheduled\{taskId}\
    
    
    

    の引っ越しを手でやります。Windowsエクスプローラで、該当タスクのフォルダごと({taskId} ディレクトリ単位で)切り取り→貼り付け。{taskId} というディレクトリ名そのものが識別子なので、enabled や lastRunAt のような状態は引き継がれます。

    なお、これは ユーザー自身の手作業で行う必要があります。理由は単純で、Coworkのサンドボックス側から Documents\Claude\ 配下に新規で書き込む権限がないからです。「自分で動かすしかない」系のトラブルは、珍しい。


    試すなら(架空のタスクで再現する)

    本番タスクでいきなり壊さないよう、ダミーのスケジュールタスクで練習するのがおすすめです。

    /schedule
    
    
    

    とチャットに打つと、スケジュールタスク作成用のスキルが起動します。中身は何でもOK。たとえばこんな感じ。

    名前: folder-move-test
    スケジュール: Manual only(手動実行のみ)
    プロンプト: 「テスト用の無害なタスクです。実行されても何も起きません。」
    
    
    

    作ったタスクのフォルダを別の場所にエクスプローラで動かしてみて、
    一覧に出るか/「手順」ボタンで中身が見えるか/update が通るか、
    この3つを順に確認すると、今回のトラブルを1/10スケールで追体験できます。

    💡 ポイント: 「動くけど書き換えられない」は、一覧用と書き込み用でパスの見え方が違うときに起きがち。UIが便利に見せてくれている裏側を、たまに覗いておくと安心です。


    つまずきポイント

    • 整理整頓を軽く見ていた:フォルダを1つ外すだけ=安全、ではなかった。マウント整理は、参照している別の仕組み(スケジューラ)を巻き込むことを忘れていました。次にやるときは、影響範囲を一度書き出してから手を出します。
    • 一覧に出るから大丈夫、と思い込んだ:タスクが一覧に見えているのと、正しく動くのは別問題でした。「一覧表示 = 正常稼働」ではない。書き込みが絡む操作で初めて壊れるタイプのズレは、普段の使い方では気づけない。
    • エラーメッセージで早合点した:「パストラバーサル検知」という物騒な言葉に引きずられて、最初は「自分のアカウントが怪しい扱いされてる?」と身構えました。実態は、こちらの保存場所と向こうの想定保存場所がズレていただけ。強そうなメッセージほど、落ち着いて切り分けるのが近道です。

    まとめ:片付けは、関係者全員に言ってからやる

    一連のトラブルでわかったのは、Coworkの中で「このフォルダはこの用途」という合意(canonical path)が静かに効いているということでした。spaces.json にあるマウント情報はあくまで表札で、スケジューラはスケジューラで「本当の置き場所」を別に持っている。表札だけ書き換えると、引っ越したつもりのタスクが住民票だけ残された状態になる。

    整理自体はいいことだし、やって良かったと思います。ただ次からは、何を動かすと誰が困るか を先に確認してから手を出します。部屋で言えば、自分の机を片付ける前に「ルンバ、ちょっとこっちは避けてね」と声をかけておく、みたいな話。

    とはいえ、壊してみて初めて見えた仕組みが多かった。「見てから動かせ」が正論だけど、「動かしてから見える」ことも多いな、と今日は思いました(負け惜しみではないです、たぶん)。


    関連リンク

  • プラン・料金 ー 最初に全部知っておけばよかった

    プラン・料金 ー 最初に全部知っておけばよかった


    先に言っておく

    「Claudeって無料で使えるの?」

    これ、最初に全人類が思うやつだと思います(たぶん。私調べ)。私も登録ページを開いた瞬間にそう思いました。で、調べてみたら想像より全然ちゃんと設計されていて、「あ、これはちゃんと選んだほうがいいやつだ」とじわじわ気づいた話をします。


    結論マップ(ビフォー/アフター)

    改善前(Before)改善後(After)
    「有料なの?どのプラン?」でフリーズ用途に合わせて3分で選べる
    Proにしたほうがいい?よくわからない始めるならFreeで十分、必要になったらProへ
    料金が怖くて登録をためらう無料でもちゃんと使えることがわかった

    ざっくり言うと

    Claudeには大きく分けて 5つのプラン があります。

    個人向け3種類(Free・Pro・Max)と、仕事向け2種類(Team・Enterprise)。

    「名前がシンプル……」と思ったあなた、そうなんです。内容も、読めば3分で判断できます(その3分間が今ここです)。


    Free(無料)

    • 料金:$0
    • 使えるモデル:全モデル(Opus 4.7・Sonnet 4.6・Haiku 4.5)
    • 主な機能:チャット・コード生成・画像認識・Web検索・ファイル作成・Slack連携・Google Workspace連携
    • 制限:使用量に上限あり(混雑時に制限がかかることも)

    これだけ使えて無料。最初に見たとき「どこかで課金される仕掛けあるよね?」と思って2回読み返しました。本当に $0 です。「ひとまず触ってみたい」という方は、間違いなくFreeから始めてOK。


    Pro(個人有料)

    • 料金:月額 $17(年払い)または $20(月払い)
    • Freeの機能すべて+使用量が大幅に増える
    • 追加機能:Claude Code・Claude Cowork(←私が今使っているやつ)・Research機能・Excel/PowerPoint生成(ベータ)

    「毎日本格的に使いたい」「Claude Code/Coworkを使いたい」という場合はPro一択です。

    ちなみに私もProです(ここで白状しておきます)。


    Max(ヘビーユーザー向け)

    Maxには2種類のプランがあります。

    プラン料金使用量(Proとの比較)
    Max 5x月額 $100Proの5倍
    Max 20x月額 $200Proの20倍

    共通機能:ピーク時も優先接続・早期機能アクセスあり。Claude Code・Coworkも含む。

    「Proの制限に毎日ぶつかる」という方向け。2種類あること、そして価格が倍違うことを最初から知っておくのが大事です。Max 5x($100)からスタートして、それでも足りなければMax 20x($200)へ移行する——が自然な流れです。私は……まだその段階ではないです(正直に申し上げます)。


    Team(チーム向け)

    Teamプランはシート(席)の種類が2つあります。

    シートの種類年払い月払い
    スタンダード$20/席/月$25/席/月
    プレミアム$100/席/月$125/席/月

    5〜150人のチームで使えるプランです。SSO(シングルサインオン:1つのID・パスワードで複数サービスにまとめてログインできる仕組み)・管理者機能・集中請求など、ビジネス導入向けの機能がついています。

    「会社でチーム導入したい」という場合はこちらへ。個人ブログを書いているだけの私には関係なかったですが、将来チームを持ったらまた来ます(壮大な話をしました)。


    Enterprise(大規模・セキュリティ重視向け)

    • 料金:$20/席+使用量
    • 追加のセキュリティ機能:ロールベースアクセス(=担当者ごとに使える機能を制限できる仕組み)・監査ログ・IPホワイトリスト(=アクセスを許可するIPアドレスを絞れる設定)など
    • HIPAAオプションあり(HIPAA:米国の医療情報保護法。医療機関がデータを扱う際に必要な要件)

    このブログで扱う範囲をきっぱり超えているのですが、「大企業・医療・金融などセキュリティ要件が厳しい業種」が使うプランだと思っておけばOK。


    実際にどう選ぶか

    迷ったら2つだけ確認してください。

    1. 個人で使うか、チームで使うか
    2. 毎日ガッツリ使いたいか、ちょっと試したいか

    これで絞れます:

    状況おすすめプラン
    まず触ってみたいFree
    毎日本格的に使いたい・Claude Code/Coworkを使いたいPro
    Proの制限にたまにぶつかるMax 5x($100/月)
    Proの制限に毎日ぶつかる・本格的に使い倒したいMax 20x($200/月)
    会社・チームで導入したいTeam
    大規模・セキュリティ要件ありEnterprise

    「やっぱりわからない」という場合は、Freeで始めてください。本当に。制限に引っかかってから考えれば十分です。


    試してみたプロンプト

    Freeプランで登録直後に打ったプロンプト例です:

    私はプログラミング初心者です。
    Pythonで「Hello, World!」を表示するコードを書いてください。
    コードの各行に日本語でコメントをつけて、初心者でもわかるように説明してください。

    💡 ポイント: 「初心者向け」「日本語で」「各行にコメント」と具体的に書くと、Claudeの回答がグッとわかりやすくなります。試しに条件を何も書かずに同じプロンプトを打ってみてください——差に驚きます。


    私が間違えたこと


    • 「Proにしないと全モデルが使えない」と思っていた:FreeでもOpus 4.7を含む全モデルが使えます。「制限されるのは量であって、機能ではない」というのを最初に知りたかった。30分調べてから気づきました(30分返して)。



    • 「年払いと月払いの差を気にしていなかった」:Proは月払いで $20、年払いだと月 $17 です(年間 $36 の差)。ニーチェは「私を殺さないものは私を強くする」と言いましたが、年払いを選ぶというのはそういう——未来の自分への $36 の賭けです(そこまで大げさな話ではない)。続けるつもりなら最初から年払いのほうがお得。



    • 「Maxは最初から候補に入れなくてよかった」:Proを使い込んで制限にぶつかり始めてから検討する、で十分でした。いきなりMaxを選ぶ必要はなかった。また、MaxにはMax 5x($100/月)とMax 20x($200/月)の2種類があります——最初からMax 20xを選ぶ必要はありません。



    で、結局どうなの

    始めるならFree、本格的に使うならPro。これで9割の人は事足りると思います。

    Claudeは無料でもちゃんと使えます。「有料かどうか怖くて登録できていない」という方がいたら、まずFreeで登録してみてほしい。制限に引っかかってから考えれば十分です。

    「月 $20 が高い」という気持ちはよくわかります。私も使い始める前はそう思っていました。使い始めたら……まあ、元を取ったどころかぐるぐる回っている気がします。でも後悔はしていない(断言)。


    関連リンク

  • Gmail MCP ー つながってたのに、全然使ってなかった

    Gmail MCP ー つながってたのに、全然使ってなかった


    先に言っておく

    GmailがCoworkにつながってるの、知ってた?

    私は知ってた。設定画面に「Gmail」ってしっかり書いてあったから。でも「なんか怖いな……本当にメール読まれちゃうの?」と思い続けて、ずっと無視してた。設定画面を開いては、そっと閉じる謎の行動を繰り返すこと数週間。

    ようやく試した結果——思ったより普通に便利だった。怖がり損だった(3週間返してほしい)。


    結論マップ(ビフォー/アフター)

    改善前(Before)改善後(After)
    Gmailの検索窓でキーワードをポチポチ入力Claudeに「〇〇の件のメール探して」と頼む
    返信文をゼロから考えて書く「こんな内容の返信下書きして」とお願いする
    ラベル一覧は画面をスクロールして確認「ラベル一覧と ID 教えて」で即取得

    これが本体

    MCP(Model Context Protocol) とは、ClaudeがGmailなどの外部サービスと「会話」できるようにするための接続規格です。

    ……「規格」と書くと突然お堅い感じになりますね(私も書きながらそう思った)。

    もっと簡単に言うと、「Claude にGmailの鍵を渡して、代わりにメールを調べたり下書きを作ってもらう仕組み」です。完全に理解しました(3回目)。

    Gmail MCPで使える主な機能はこの3つ:

    • メールスレッドの検索 — 「〇〇さんからのメールを探して」など
    • 返信下書きの作成 — 「〇〇の内容で返信の下書きを作って」など
    • ラベル一覧の取得 — Gmailのラベル名と ID をまとめて確認

    大事な注意点が1つ:メールの「送信」はできない。

    Claudeができるのは「下書きを作ってGmailの下書きフォルダに保存する」まで。送信は自分の目で確認してから自分のボタンで押す、というルールになってます。勝手に送られるわけではないので、安心してください。私はそこを誤解して3週間ビビり続けていました(返ってこない時間)。


    実際にやった手順

    Coworkですでに Gmail が接続済みの場合は、手順1〜2 だけで使えます。

    1. Coworkを開く(Claude Desktop AppのCoworkモード)
    2. チャットで「GmailのMCPが使えるか確認して」と入力して動作確認
    3. 未接続と言われた場合:Coworkの設定画面(Connectors・コネクター設定)からGmailを追加する

    私は手順2で「はい、使えます」という反応が来たので(意訳)、すぐにそのまま試せた。

    接続確認のプロンプトはこれ:

    試してみたプロンプト

    ① メールスレッドを検索する

    「請求書」というキーワードを含むメールスレッドを最新5件探して、
    件名・送信者・受信日時を教えてください。

    💡 ポイント: search_threadsが動き、件名・差出人・受信日時が返ってくる。Gmail検索窓に打つ文字列をそのまま日本語で頼む感覚でOK。

    ② 返信の下書きを作る

    メールID: 〈search_threadsで取得したIDをここに貼る〉
    このメールに対して、「来週の火曜日午後2時に対応します」という内容で
    丁寧な日本語の返信下書きを作成してください。

    💡 ポイント: create_draftが動く。作成された下書きはGmailの「下書き(Drafts)」フォルダに保存される。送信は自分で確認してから行う。


    やらかしたこと


    • メールIDってなに?と詰まった: 最初「メールID」の意味がわからなかった。search_threadsで検索→返ってきたスレッドIDをコピー→create_draftに貼る、という2ステップが必要。順番を守れば大丈夫。



    • 「下書きが保存された!」と青ざめた: 「下書きを作って」とお願いしたら、本当にGmailの下書きフォルダに保存されていた。一瞬「え、勝手に送られた!?」と焦ったが、ちゃんと下書きのままだった。ほっとするまで5秒かかった(動悸)。



    • Coworkを再起動したら治った: 「接続できません」と言われて焦ったが、Coworkを再起動したら普通に動いた。最初の一手はとにかく再起動、という教えを胸に刻んだ。



    で、結局どうなの

    「Gmailを開かずにメールを操作できる」 は地味に便利だった。

    メール検索って、毎回思ったより時間を使うんですよね。「いつのメール?」「誰から来てた?」でGmailの検索窓をポチポチするより、Claudeに「〇〇の件のメール探して」と書く方が速い。

    返信下書きは、「ゼロから文章を考える」という一番エネルギーを使う作業をClaudeに丸投げできるので、精神的コストがかなり下がる。

    それにしても、最初から「送信はできない・下書きまで」と知っていれば、あの3週間の謎の逃避行動はなかったのだが——。まさにシュレーディンガーの連携。確認するまで「便利なのか怖いのかわからない重ね合わせ状態」が続き、確認した瞬間に「ただの便利ツール」に収束した(量子力学の話)。

    確認しないと損するのは私、という結論に至った。


    関連リンク

  • アンチグラビティ vs Cowork ー 「AIツール多すぎ問題」、整理したら見えてきたもの

    アンチグラビティ vs Cowork ー 「AIツール多すぎ問題」、整理したら見えてきたもの


    先に言っておく

    「アンチグラビティって何?」「CoworkってClaude Codeとどう違うの?」——最近こういう質問を自分の中でグルグルさせていた。

    AIコーディングツールが乱立しているのはわかる。でも名前が増えすぎて、どれがどのポジションなのかわからなくなってきた(Cursor、Claude Code、Devin、Antigravity……ニュートンが見たら泣くラインナップだと思う)。

    今回は「アンチグラビティ(Google Antigravity)」と「Cowork(Claude Cowork)」を並べて整理してみる。結論から言うと、対象ユーザーがまったく違うので、どちらが優れているというより「どっちが自分向きか」の話になる。


    結論マップ(比較表)

    比較項目Google AntigravityClaude Cowork
    提供元GoogleAnthropic
    ベースモデルGemini 3.1 Pro / FlashClaude Sonnet / Opus
    主なユーザーエンジニア・開発者非エンジニア・知識労働者
    インターフェースVS Code ベースのIDEデスクトップアプリ
    価格個人は無料(パブリックプレビュー)Claudeの有料プランに含む
    コンテキストウィンドウ200万トークンプランによる
    Claude Code連携プロキシ経由で利用可能Claude Codeがベース

    要するに何ができるか

    Google Antigravity とは

    Antigravity は Google が2025年11月に Gemini 3 と同時発表したエージェント型IDE(統合開発環境)。VS Code をベースに作られていて、AI が自律的にコードを書き・テストし・デプロイまで進めてくれる仕組みになっている。

    IDEというのはコードを書くための専用アプリのことで、Antigravity はそこに AI エージェントを組み込んだもの——要するに「AIが自分でコードを書いて動かしてくれるプログラマー向けツール」だ。説明しておいてなんだが、「それって私には関係ないのでは?」という感想が湧いてくる。まあ後半で復活するのでもう少し付き合ってほしい。

    特徴的なのは Manager Surface(マネージャー画面) という機能。複数のエージェントを同時に走らせて別々の作業を並行処理できる。「え、AIをAIが管理するの?」という感じで、もう私の出る幕がどこにあるのか正直よくわからなくなってきた。

    さらに .gemini/antigravity/brain/ というフォルダに学習内容を蓄積する「記憶システム」まである。AIが経験を積んで賢くなっていく……読んでいて「これ、AIの方が先に成長するやつじゃないか」と少しソワソワした。

    コンテキストウィンドウは200万トークン(2M tokens)で、大きなコードベース全体を一度に読み込んで理解できる。200万トークンがどれくらいかというと、文庫本にして約15〜20冊分のテキストが一度に読み込める量だ。個人利用は現在パブリックプレビューで無料。

    Claude Cowork とは

    Cowork は Anthropic が2026年1月にリリースしたデスクトップ専用の Claude 拡張機能。2026年4月に正式公開(GA)になったばかりの比較的新しいツールで、「あれ、こんな機能あったっけ」と思っている人もいるかもしれない。私もつい最近まで知らなかった(こちらも正直に言っておく)。

    Cowork が大きく違うのは、エンジニアじゃない人向けに設計されている点。資料作成、ファイル整理、リサーチ、メール処理——そういった「知識労働者の日常業務」を Claude が代わりにやってくれる。「AIにコードじゃなく仕事をさせる」という発想で、これは私にも関係ある話だ。

    コンピューター操作まで丸投げできる「コンピューターユース」機能があって、Claude がマウスをクリックしてアプリを開いて作業を進める……という動きが実際にできる。「え、画面を見ながら操作するの?」と思うかもしれないが、そう、そういうことだ。見ていて少し不思議な気持ちになる。

    スケジュールタスク機能を使えば、毎朝決まった時間に自動で仕事を進めることも可能。つまり「私が寝ている間にClaudeが仕事してる」状態を作れる(倫理的かどうかは一旦置いておく)。


    私が気になったポイント

    アンチグラビティで Claude Code が使える

    これを知ったとき「え、競合のツールで競合のツールが動くの?」と思った。AIツール業界、意外とおおらかだ。

    antigravity-claude-proxy というオープンソースプロジェクトを使うと、Antigravity のトークン(無料)を経由して Claude のモデルを Claude Code で使えるようになる。つまり「Anthropicの課金なしで Claude Code を走らせる」ことが可能になる。

    ざっくりした流れはこうだ:

    1. Antigravity IDE にログイン(Google アカウント)
    2. antigravity-claude-proxy start でプロキシサーバーを起動(ポート 8080)
    3. Claude Code の認証をリセットして、プロキシ経由で接続するよう設定する
    4. あとは普通に Claude Code として使える

    ……うん、手順だけ読むと「これエンジニアじゃないと無理では」というオーラを正直感じる。でも「無料で Claude Code を試したい」という需要には確実に刺さる話だ。私は試せる自信が4割くらいしかないが、情報として知っておいて損はない(残り6割は「諦める」で補完する)。


    こう書いたら動いた

    アンチグラビティ × Claude Code プロキシの設定例(settings.json の変更部分):

    {
      "apiBaseUrl": "http://localhost:8080",
      "apiKey": "antigravity-proxy-key"
    }
    

    💡 ポイント: apiBaseUrl を Antigravity プロキシのローカルアドレスに向けるだけで、Claude Code が Antigravity 経由のモデルに切り替わる。

    Cowork 側でのタスク指示例:

    フォルダ「議事録_2026」の中にあるMarkdownファイルをすべて読み込んで、
    「決定事項」「保留事項」「次回アクション」の3列で一覧表をExcelに出力して。

    💡 ポイント: Cowork は「自然言語で結果を頼む」スタイル。ファイルの読み書きからExcel出力まで一気通貫で処理できる。「どのフォルダ?」「どのファイル形式?」を省いた雑な頼み方でも意外と動いてくれる。


    引っかかりやすいポイント


    • Antigravity はエンジニア向け、Cowork は非エンジニア向け:ここを間違えると「使いにくい」と感じる原因になる。Antigravity でコードを書かずにファイル整理をしようとするのは、スーパーカーで渋滞の商店街を走るようなもの——速さが一切活かせない。



    • Cowork はウェブ版・スマホでは使えない:デスクトップアプリ(macOS か Windows)が必要。「ブラウザから Claude にアクセスするだけでいいや」と思っていると、Cowork の機能はまるごと使えない。私もデスクトップアプリを入れるまで Cowork の入口が見つからず少し迷ったので、「アプリが先」と覚えておくといい。



    • プロキシ経由の Claude Code はあくまで「非公式連携」:Antigravity の利用規約の変化や、プロキシの仕様変更でいつでも動かなくなる可能性がある。本番業務に使うのはリスクがあるので注意。「無料だからといって全力依存するのは危ない」という話は、人間関係にも通じるものがある気がする(話が逸れた)。



    今日のまとめ

    おすすめ対象
    Google Antigravityコードを書く人・複数エージェントを並行で動かしたい人・Gemini ベースで開発したい人
    Claude Coworkコードを書かない人・業務自動化をしたい人・ファイル整理や資料作成を Claude に任せたい人
    Antigravity × Claude Code無料枠で Claude Code を試したい開発者・両方のツールをうまく組み合わせたい人

    私は非エンジニアなので、日常的に使うのは Cowork の方が合っている。でも「Antigravity でも Claude Code が動く」という話は純粋に面白かった。世界が広がる感じがした——まあ、「広がった世界を私が使いこなせるか」はまったくの別問題なんだけれど(現実逃避)。


    関連リンク


    この記事について

    本記事はAI支援を経て作成しているため、内容に誤りが含まれる可能性があります。実行前に公式ドキュメントをご確認ください。
    情報は2026-04-20時点でのものです。Claudeの機能は頻繁に更新されるため、最新情報はAnthropic公式サイトをご参照ください。
    本記事の内容は筆者個人の学習過程であり、いかなる保証もするものではありません。

  • Computer Use ── 「え、PC操作まで代わりにやってくれるの」試してみた

    Computer Use ── 「え、PC操作まで代わりにやってくれるの」試してみた


    先に言っておく

    Claudeに「今の画面を見て、そのボタンをクリックしておいて」と頼めるとは、去年の私には想像もできなかった。正直、思い上がりにもほどがある機能だと思っていた(失礼なことを言っている自覚はある)。

    でも、できる。しかも今のCoworkなら、普通の会話の延長でそれが実現してしまう。すごい話をしてますよ、これ。

    「え、これって最初からできたの?」と思うかもしれない。私もそう思った。実は、Windowsで使えるようになったのは2026年4月のことで、ほんとうに最近の話だ——つまり去年の私が知らなかったのは全く正当な理由があった。正当化したかっただけとも言う。


    結論マップ(ビフォー/アフター)

    現状(Before)改善後(After)
    状況を言葉で説明しなければならないClaudeが画面を見て状況を把握できる
    全操作を自分でこなすクリック・入力をClaudeに任せられる場面が増える
    「ここをクリックして」が伝わるか不安Claudeが座標を判断して直接操作できる

    これが本体——要するにどういうこと?

    「Computer Use」とは、ClaudeがPCの画面を見て、マウス操作・キーボード入力・スクリーンショット撮影などを代わりにやってくれる機能のことだ。

    「……え、それって人間がやることじゃないの?」という感想、わかります。私も全く同じこと思いました。

    CoworkでClaudeに「スクリーンショットを撮って」とお願いすると、内部的には mcp__computer-use__screenshot(=画面を撮影する仕組み)が動いて、今まさに映っている画面をキャプチャする。さらに、クリック(mcp__computer-use__left_click)や文字入力(mcp__computer-use__type)も使えば、Claudeが実際に画面上を操作することができる。なんか怖いですね(言いたかっただけです、ごめんなさい)。

    平たく言うと、「Claudeが画面を見て→どこを押すか判断して→代わりに押す」という流れだ。説明するのに1段落かかったのに、やってることを一言でまとめると「かわりにクリックする」だけなのが若干脱力する(でもすごい)。

    ただし、アプリの種類によって「触り方」に制限がある:

    • ブラウザ(Chrome, Edge など):画面を見ることはできるが、クリック・入力はできない(のぞき見だけOKな感じ)
    • ターミナルやVSCode:クリックはできるが、文字を打ち込むことはできない(半人前みたいな権限)
    • その他のアプリ(メモ帳など):制限なし、フルコントロール(やりたい放題)

    こうやって動かした——手順が思ったより少なくて拍子抜けした

    実際にCoworkでComputer Useを試す手順はこうだった:

    1. Coworkを開いて、Claudeに「スクリーンショットを撮って」と伝える
    2. Claudeが「このアプリにアクセスしていいですか?」と確認してくる(礼儀正しい)
    3. 「許可」を押すと、Claudeが画面をキャプチャして状況を把握してくれる
    4. 続けて「〇〇のボタンをクリックして」などと指示する

    これだけ。「え、設定とかインストールとか特になしで?」と私も思ったが、ほんとにこれだけだった。拍子抜け、というのが正直なところだ。

    ちなみにClaudeは「まずMCPや拡張機能が使えないか確認してから、Computer Useに移行する」という順番を守っている。偉い。SlackやGmailはMCPが使えるのでそちら優先、ウェブはChrome拡張経由、それ以外のデスクトップアプリだけComputer Useを出動、という段階制だ。「なんでもかんでも画面を覗いてるわけじゃない」のは、言われてみれば安心できる仕様で、ちゃんと考えられているなと思った(偉い、2回目)。


    試してみたプロンプト——こう書いたら動いた

    今開いているウィンドウのスクリーンショットを撮って、
    画面に何が表示されているか説明してください。

    💡 ポイント: 「今開いているウィンドウ」と具体的に指定すると、Claudeが迷わず目的の画面を確認しに行ってくれる。「開いてるやつ」では通じなかった(1回やらかした)。

    もう少し踏み込んだ例:

    メモ帳アプリを開いて、「今日のタスクリスト」というタイトルで
    新しいファイルを作成してください。

    これを試すと、Claudeがアプリへのアクセスを一つひとつ確認しながら進めてくれる。許可ボタンを押した瞬間に「あ、本当に動いてる……」という感覚があって、思わず声が出た。隣に誰かいたらちょっと恥ずかしかったと思う。

    「完全に理解しました」と言いたいところだが、正直まだ「すごい」という感想の方が大きい。動いたのでヨシ! とだけ言っておく。


    引っかかりやすいポイント——最初でつまずいた3つ


    • アプリごとに毎回許可が必要:Claudeが「このアプリにアクセスしていいですか?」と確認してくる。確認するまで使えるかどうかわからない——シュレーディンガーのアクセス権限、とでも言えばいいか。セキュリティ上の設計なので理屈はわかるのだが、最初の数回は「またか…」とはなる(すぐ慣れます)。



    • ブラウザ操作は別の仕組みが必要:ChromeやEdgeは画面の確認はできるが、クリックや入力はできない。「じゃあブラウザで代わりに操作してよ!」という気持ちになるのは当然だが、そのためには「Claude in Chrome」という別の拡張機能が必要になる。世の中そんなに甘くない(次の記事の伏線として置いておく)。



    • センシティブなアプリでは使わない方がいい:AnthropicもResearch Preview(試験運用中)と明記している機能なので、銀行アプリや個人情報を扱うサービスでの使用は現時点では推奨されていない。「なんでも任せよう!」という気持ちはいったん保留で。



    これが言いたかった

    冒頭で「去年の私には想像もできなかった話だ」と書いたが、Windowsへの対応が始まったのは本当についこの前(2026年4月)のことだ。だから去年の私が知らなかったのは正当な理由がある。2回目の正当化ですが、今度こそ本当です。

    まだResearch Previewなので完璧ではない。操作が遅いこともあるし、センシティブなアプリでは使えない制限もある。でも「自分でやらなくていい」という選択肢が増えた感覚は、思ったより大きかった。正直、「知らなかった3年間を返してほしい」くらいの気持ちになりかけた(Windows対応が始まったのは先月なので、3年はさすがに言いすぎた)。

    最初に「できるとは思っていなかった」と書いたのに、今は「次は何を任せられるんだろう」と前のめりになっている自分がいる。

    これ、困るやつですよね(期待の方向で、ですが)。


    関連リンク